市街地住宅「セレブ団地」の魅力を語る-中崎町でトークイベント

1966年(昭和41年)に完成した、谷町九丁目(大阪市中央区)交差点の市街地住宅

1966年(昭和41年)に完成した、谷町九丁目(大阪市中央区)交差点の市街地住宅

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 建築や街づくりに関して造詣が深いキーマンらをゲストスピーカーに迎えるトークイベント「architects’BAR 『けんちく本つくりたい人集まれ』」が7月5日、コモンカフェ(大阪市北区中崎西1)で開催される。建築への思いを広く伝えたいという人たちによる著書の数々を「けんちく本」と称し、既成の出版物とは異なるルートで広めようという「けんちくの手帖準備室」が主催する。

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 同団体は「面白い内容にもかかわらず、書店や図書館では扱っていない『けんちく本』を一般に広めよう」と、2004年9月から同カフェにけんちく本を置く企画「カフェでしか読めないけんちく本」を実施。現在では約20冊を置いている。

 トークテーマは「これビルですか?いえセレブ団地です!~知られざるもうひとつの団地【市街地住宅】」。「一見、オフィスビルに見えて実は団地」という市街地住宅は、昭和30~40年代に千里ニュータウンなど郊外の団地と並行して建設された。著名人も住み、都会的なデザイン、リッチな屋上広場やエレベーターなど当時の最新設備を備えることから「セレブ団地」とも称され、現在はUR都市機構のものだけで大阪市内に26棟、関西では90棟以上が存在している。

 当日は、市街地住宅の魅力を研究する「大阪市街地住宅研究会」のメンバーが、団地写真集やDVD発売など昨今の団地ブームに加え、「快適」「便利」「リーズナブル」な都市型住宅として注目を集める市街地住宅の魅力と歴史について語る。「URサポート職員、団体職員、建築家、ミュージシャンなどバラエティーに富んだ面々が『セレブ団地』の秘密を語る。これを聞けば、市街地住宅に住みたくなるのでは」(吉永建築デザインスタジオの吉永健一さん)。

 開演は20時。入場料は1,000円(ワンドリンク付き)。問い合わせは、けんちくの手帖準備室(TEL 072-683-6241)まで。

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