書店「ブックファースト」、コンビニエンスストア「アズナス」などの駅ナカ店舗を展開する阪急リテールズ(大阪市北区芝田)は6月1日、阪急梅田駅2階中央改札内にスイーツショップ「PLUM CUBE(プラムキューブ)」をオープンした。
「駅ナカでの出店経験がある人気のスイーツ店を選んだ」(同社パートナーショップ担当者)という同スペースには、「宝塚ホテル」「ワッフル工房」「ARINCO」「御菓子調進処 天徳」が出店している。
東京駅や催事などに出店するロールケーキ専門店「ARINCO(アリンコ)」は大阪初出店。定番で一番人気の「バニラロール」(950円)をはじめ、「京ロール」(1,500円)、「抹茶ロール」(950円)、オホーツク海の塩を使った梅田限定ロール「塩ロール」(1,200円)などを販売する。会社帰りの男性が購入するケースが目立っているという。
老舗洋菓子店「コロンバン」が展開する「ワッフル工房」では、季節の素材を取り入れたオリジナルワッフルをメーンに販売。「カスタード」(158円)、「生イチゴ」(210円)の人気が高いといい、コロンバンを知っている50~60代の男女と、20代の女性の購入が多いという。「オレンジパウンドケーキ」(735円)、「苺のババロアケーキ」(997円)、ゼリーや焼き菓子などもそろえる。
阪急うめだ本店にも店舗を構える「宝塚ホテル」は、梅田では駅構内の店舗でしか販売しない、昔からのホテルレシピで作る「宝塚アップルパイ」(800円)、「ふんわり卵ロール」(840円)を扱う。ホテルパティシエがこだわったという、昔ながらの「宝塚ハードドーナツ」(1個=105円、5個入り=525円)やショートケーキ類なども。昔からホテルを知っている中高年齢層の利用が多いという。
南本町に本店を構える「御菓子調進処 天徳」は、定番の酒饅頭(5個=420円)、ういろう生地に丹波の栗を練り込んだ「ういろかっち」(550円)、どら焼きや餅類を販売。季節商品として、現在は「ぶどう大福」(1個=180円、5個入り=900円)も販売。午前中は土産用に年配の層が、夕方以降は自宅用に若い層がよく利用しているという。
3カ月ごとに店舗の入れ替えを想定している同スペースでは今後、阪急沿線の人気店を集めるなどテーマに沿ったセレクションを考えていくという。「ただ人気商品を売るだけではなく、ワクワク感を持っていただける店を目指したい」(同社パートナーショップ担当者)。
営業時間は10時~22時。