
パティスリー「カフェタナカ」が10月1日、西アフリカ・サントメ島産のカカオを使ったスイーツを販売するイベントを阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)地下1階「ツリーテラス」で始めた。
同イベント限定の「絞りたて!ソフティエ・フレ・サントメ・フランボワーズ」
「カフェタナカ」は、2019年からサントメ・プリンシペ民主共和国のサントメ島の農園でカカオを栽培している。同イベントでは、サントメ島産のカカオを使ったソフトクリームのパフェ、クッキーやガトーショコラの焼き菓子など約15種類を販売する。
イベント限定で販売する「絞りたて!ソフティエ・フレ・サントメ」(各880円)は、フランボワーズとかんきつの2種類のフレーバーを用意。ソフトクリームに、クッキークランチやカカオニブ、ジェラート、スポンジなどを合わせる。先行販売するクッキー缶「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ エトワール~HANKYU限定~」(3,564円)は、新作5種を含む7種のクッキーを詰め合わせる。缶には、同国のキルト生地の柄をあしらった。
同ブランドを展開する「タナカ」(名古屋市)の社長でパティシエの田中千尋さんは「世界各国のカカオ産地を巡ってきたが、サントメ島の人のあたたかさやカカオの味にほれ込んだ。ポルトガル植民地から独立後に放棄されたカカオ農園を再生させている。力強いカカオ感とウッディーでさわやかな香りのサントメ島産ショコラの味を知ってほしい」と話す。
同国の環境・青年・持続可能な観光大臣のニルダ・ボルジェス・ダ・マタさんは「カフェタナカのプロジェクトにより、農園で働く女性の経済的な自立を支援してもらい感謝している」と話す。同社は、大阪・関西万博のコモンズD館にある同国パビリオンでも大阪限定クッキー缶などを販売している。
開催時間は10時~20時。今月7日まで。