
大阪・福島のビアバー「日々一泡Brewery(ブルワリー)」(大阪市福島区福島8)がオリジナルクラフトビールの提供を始めて1カ月がたった。
ジェイアール西日本デイリーサービスネット(尼崎市)が昨年11月、部署や役職の異なるクラフトビール好きの社員らが手がける新事業としてオープンした同店。関西のクラフトビールをメインに、銘柄を入れ替えながら提供している。今年3月、発泡酒製造免許を取得。クラフトビールの製造や提供を行う「ブリューパブスタンダード」(中央区)の協力の下、オープン当初からの目標であったオリジナルクラフトビールの提供にこぎ着けた。
醸造は、2階建ての店内1階にある約30平方メートルのスペースで行う。タンクは、1000リットルを2基、500リットルを3基備える。オリジナルクラフトビールは、数量限定の「泡No.0 GOLDEN ALE」、酵母の香りが特徴の「泡No.1 SAISON」、ホップの香りと苦みのバランスが取れた「泡No.2 IPA」、モルトの味わいを感じられる「泡No.3 STOUT」の4種類。醸造責任者の植田浩生さんは「クラフトビールになじみがない人でも飲みやすい味に仕上げた」と話す。
店内では、サーバーから注ぐたる生ビールのほか、瓶でも提供。価格は、グラスM(250ミリリットル)=700円、グラスL(420ミリリットル)=1,200円、瓶(330ミリリットル)=800円。新大阪駅構内の土産店や、クラフトビールイベントなどでも販売する。
植田さんは「さまざまなブルワリーで修業をしてきたが、勝手が違い手間取る部分もあった。5月16日に無事開栓でき、常連さんからもおいしいとの声を聞けてほっとした」と振り返る。店舗責任者の春本あゆ子さんは「現在の一番人気はIPA。これからも、クラフトビールのいろいろな楽しみ方を提案していきたい」と話す。
営業時間は17時~22時30分。月曜・火曜定休。