新阪急ビル1階のミキモト梅田店(大阪市北区梅田1、TEL 06-6341-0247)で1月22日、「絵本『夢のひとつぶ』原画展~御木本幸吉 真珠養殖にかけた夢」が始まった。
絵本「夢のひとつぶ」(1,260円)は昨年7月、ミキモト創業者・御木本幸吉氏の生誕150周年を記念して出版されたもので、御木本氏の真珠養殖成功に至るまでを描いたもの。毎日童話新人賞最優秀賞など数多くの受賞歴がある絵本作家の左近蘭子さんの文章と、書籍「ブリジット・ジョーンズの日記」表紙イラストや雑誌の挿絵、版画制作で活躍するイラストレーター・朝倉めぐみさんの絵を使用。同展では同書の原画33点とリトグラフを展示している。
朝倉さんが「繊細なタッチとコラージュを使った独特の技法」で描く絵は二重になっているのが特徴。下には布地などが貼り絵のように貼られており、「絵本では1枚に見えるが、原画は立体のように見えるのが楽しめる」と同社広報課の信夫さん。
同展では絵本原画のほかに、朝倉さんが真珠をテーマに製作したリトグラフ「アコヤ姫の夢」も展示。同作は同展のために特別に製作されたものだといい、真珠をまとった女性たちが描かれている。
開催時間は11時~18時30分。水曜定休。2月3日まで。絵本「夢のひとつぶ」は全国の大手書店で販売中。