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大阪新阪急ホテル「オリンピア」で最後のグルメフェア 60年の歴史に幕

最後のグルメフェアを開催する「オリンピア」

最後のグルメフェアを開催する「オリンピア」

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 大阪新阪急ホテル(大阪市北区芝田1)地下1階のバイキングレストラン「オリンピア」で10月2日、グルメフェア「さようならオリンピア『ごちそう感謝祭』」が始まった。

巨大オブジェからすくって盛り付けるモンブラン

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 同ホテルが来年1月4日に営業を終了することから、最後のグルメフェアとして開催。「オリンピア」は1964(昭和39)年、ホテル開業と同時に約30カ国のグルメをバイキング形式で提供するレストランとしてオープン。現在は、日本料理、西洋料理、中国料理、デザートの4ジャンルの料理を食べ放題で提供している。来店客層はファミリー層が中心で、繁忙期には一日に約950人が来店するという。

 料理は、「ごちそう」を集めたという約80種類を用意。西洋料理コーナーでは、西洋ワサビのクリームをかけた「黒毛和牛のローストビーフレフォールクリーム添え」を、中国料理コーナーでは、丸ごと1個を使いオイスターソースをかけたエゾアワビを、日本料理コーナーでは、メバチマグロとズワイガニをのせたすしにイクラをトッピングした料理をそれぞれ提供する。デザートコーナーでは、高さ約70センチの巨大モンブランオブジェからすくい上げて盛り付ける「モンブラン サクサク メレンゲ添え」を時間限定で用意するほか、バーナーであぶって仕上げる「バターミルククリームのさつまいもブリュレケーキ」などもそろえる。

 初日のランチ営業では、50組146人が来店し満席となった。月に3、4回来店するという30代の女性は「オリンピアは料理のバラエティーが豊富なところが好きで通っていた。今回のグルメフェアはいつもの2、3倍豪華で驚いている。閉店してしまうのは悲しいが、閉店までできるだけ通いたい」と話す。

 同ホテル広報担当者の上野藍さんは「10月末までほぼ満席の予約状況。営業終了まで『悲しい』より『楽しい』気持ちで走り切りたい。親子3世代で来店される方も多いので、昔を思い出しながら満喫してもらえれば」と話す。

 提供開始時間は、ランチ=11時30分、13時30分、15時30分(土曜・日曜・祝日のみ)、ディナー=17時30分、19時30分。いずれも90分制。料金は、ランチ=大人5,000円~、子ども(4歳~小学生)=2,000円~。月曜・火曜定休(12月24日、30日、31日は営業)。オンライン・電話で予約可。1月4日まで。

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