2002年4月に開業した複合商業施設「E~ma(イーマ)」(大阪市北区梅田1)が10月2日、「『モノ』から『コト』へ」をキーワードにテナントを入れ替えリニューアルオープンした。9月5日に既存店14店舗改装と新規2店舗を「リニューアルオープンvol.1」として先行オープン、10月2日に新規11店舗を「リニューアルvol.2」としてグランドオープンを迎えた。
デザイン雑貨や書籍を扱う「bookmark bibliotheeque(ブックマーク ビブリオテーク)
リニューアルでは空間演出にこだわり、地下街「ディアモール大阪」から直結する地下2階入口部分を改装。洗練されたデザインに生まれ変わり、フロア接続部分には施設全体のインフォメーション機能を担う複数の液晶ディスプレーを設置した。スペースディレクションは「graf」代表の服部滋樹さんが担当した。地下2階はこれまで飲食フロアだったがファッションフロアへと変更、「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」「ナノ・ユニバース グランドフロアー」やカフェ「アベラ」、アートビジュアルブック&デザイン雑貨セレクトショップ「ブックマーク ビブリオテーク」」など新規6店舗で構成する。
1階南側エントランスには、以前カフェがあったスペースに多目的ギャラリースペース「D~ba(ディーバ)」が登場。「デザイン(Design)の場」「出逢い(Deai)の場」「出る(Deru)場」の「D」と「場」を組み合わせ名づけたという同スペースでは、最新のプロダクトデザイン展示から若手アーティストの発掘まで行い、トークショーやライブペイントなどのイベント開催も予定する。10月2日~11月6日は、デザイナーとアーティストが表現する「木」をテーマにしたプロダクトデザイン展示「TREE」を開催。D~baで開催するイベントの関連グッズなどは、地下2階の「ブックマーク ビブリオテーク」で販売する。
1階店舗では、メンズ&ウィメンズファッション「Edition」が約2倍の115坪に増床。洋服だけではなく、音楽やアートも展開する。iPod touchでカタログ閲覧もできるようにした。銀座に路面店を構える「エディフィス マテリオ」は機能性、着心地、スポーツテイストに重点を置いたメンズファッション。街でも着られるゴルフウエアなども提案する。1階はメンズ、2階はレディスで構成する「JOURNAL STANDARD」は、店内の1階と2階をつなぐ階段を撤去し売り場面積を拡大。大人向けの商品と小物を増やした。
2階にはレディスファッションと雑貨を扱う、パリの女の子の部屋をイメージしたという「サロン デュ ラ トリニーテ」、3階には新しいワークウエアを提案する「Johnbull private labo」、4階には庶民的で遊び感のあるレディス&メンズファッションの「メルシーボークー」などがオープンした。
5階には、カフェ&レストラン「カンテグランデ」、串かつ料理「串かざり」、「鉄板焼き えん」が近日にオープンを予定している。
営業時間は、物販=11時~21時、飲食=11時~23時。