西梅田「ブリーゼタワー」で竣工式-大阪市長らあいさつ

8月5日に竣工式が行われたブリーゼタワー。上層部には「OSAKA GENKI」の文字も。

8月5日に竣工式が行われたブリーゼタワー。上層部には「OSAKA GENKI」の文字も。

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 旧大阪サンケイビル跡地、「西梅田プロジェクト」によって建て替えられた複合高層ビル「ブリーゼタワー」(大阪市北区梅田2)の建設工事が完成し、8月5日に竣工式が行われた。事業者はサンケイビルと島津商会、デザインアーキテクトはクリストフ・インゲンホーフェンさん、設計管理は三菱地所設計、照明デザインは石井幹子さん、施工は鹿島建設。同ビルはオフィスゾーン、商業ゾーン、ホール、会議室で構成される、地下3階地上34階の複合施設。

2号線東側から見たブリーゼタワー

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 当日は、11時20分から7階「サンケイホールブリーゼ」ホワイエで神事が、12時からは同フロア「ブリーゼプラザ」(小ホール)で直会が行われ、サンケイビル中本逸郎社長や、来賓の平松邦夫大阪市長、フジサンケイグループ日枝久代表らがあいさつを行った。

 サンケイビル中本社長は「8年前、大阪の再開発の検討を始めてやっとここにたどり着いた。このビルは欧米で言うところのグリーンビル。西梅田の地に新しいビルを作り上げ、本当に魅力的なビルになった。西梅田、大阪市の繁栄のために尽力したい」などと話した。

 直会の中盤には、特別ゲストとして桂小米朝さんが登場、司会として来賓を紹介した。建築家の安藤忠雄さんは「以前、インゲンホーフェンさんの建築を見て感動した」といい、「大阪にはインテリジェンスがない。省エネにも興味がない。これを機会に関心を持ってほしい」と話し笑いを誘った。公務で遅れて到着した平松市長は、試写会や越路吹雪さんの公演を見に旧サンケイホールに足を運んだ思い出などを明かし、昨日行われた点灯式で「OSAKA GENKI」の文字がライトアップされたことに触れ、「大阪市を元気にして参りたい」などと話した。

 インゲンホーフェンさんは「大阪のビルがほかと違ってユニークなことに感銘を受けた」「回りのビルにマッチしたものを作りたいと考えた。透明性、明るさを出していきたいと思った」と話す。式終了後は、1日から順次入居が始まっているオフィスゾーンのエントランス、オフィススペースと、11月15日にホセ・カレーラスさんのデビュー50周年特別コンサートで開場する「サンケイホールブリーゼ」の見学会が行われた。商業ゾーン「ブリーゼブリーゼ」は、日本初・大阪初出店計30店舗を含む全60店舗が10月3日にオープンする。

11月15日に開場するサンケイホールブリーゼ(関連画像)商業ゾーン「ブリーゼブリーゼ」エントランス(関連画像)旧大阪サンケイビル跡の西梅田プロジェクト名称、「ブリーゼタワー」に(梅田経済新聞)新装「サンケイホールブリーゼ」、来年11月開場-公演内容多彩に(梅田経済新聞)サンケイビル ブリーゼタワー

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