天神橋筋商店街(大阪市北区天神橋)の新しいシンボルとして6月28日、「商人(あきんど)猫」のイラストを描いたタペストリー3枚が、同商店街1丁目~3丁目のアーケードにつるされた。
キャンバス地にビニールコーティングを施した素材のタペストリーは、1.6メートル×2.4メートルの長方形。3丁目につるしたものが縦型、1丁目と2丁目は横型の仕様になる。
イラストは、岡山県岡山市や広島県尾道市に「招き猫美術館」を創設した招福絵師の園山春二さんに依頼した。片面は3枚共通で、天神祭の「船渡御(ふなとぎょ)」の船に乗った12匹の商人猫が描かれている。もう片面には、七福神に見立てた「招き七福神猫」や、落語定席「天満天神繁昌亭」(天神橋2)が近いことにちなんで落語家に扮した商人猫を描いている。
同商店街にはこれまで約10年間、立体の「街商人人形」が飾られていたが、老朽化に伴い5月31日に引退した。今後は「商人猫」が、商店街を訪れる人たちの目を楽しませる。
同商店連合会の土居年樹会長は「イラストを使った絵はがきなどのグッズを作るなど、新しいキャラクターとして活用していきたい」と話している。「人を招き、福を招き、繁盛をもたらす商店街としてお客様をおもてなししたい」とも。
7月7日の午後には、大阪天満宮(天神橋2)で開催される「星愛七夕まつり」の中で、園山さんが即興で描く招き猫の奉納を予定している。
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