三井不動産は5月30日、今年3月に竣工した「三井住友海上大阪淀屋橋ビル」「淀屋橋三井ビルディング」2棟の地下1階~地上2階部分に、32店舗が入居する新商業施設「淀屋橋odona」(大阪市中央区今橋4)を開業した。大阪のメーンストリート、御堂筋に面し、地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅10番出口と直結している。
同施設は、「高感度な大人達に、いつも驚きを。」をキャッチフレーズに、周辺に勤務するビジネスマン、来街者、周辺エリア居住者、キタ・ミナミの回遊客各層の「大人」をターゲットに据えている。店舗誘致はケイオス(中央区平野町)とコラボレーションした。
1階外周部には回廊を、2階外周部にはデッキを設け、外部から直接各店舗に入店することが可能。「オフィス街にいながら路面店感覚で買物をしていただけるように」(三井不動産担当者)配慮した設計が特徴。
2階は、「ハンドメイドオーガニックソープ」をはじめとする自然派化粧品の「マークスアンドウェブ」、デザインにこだわった生活雑貨やプロダクトをそろえる関西初出店の「イデア セブンス センス」などのビューティー・雑貨店、日本最大の書店チェーンで関西では6店舗目となる、20万冊をそろえる「文教堂」、ポンテベッキオのカジュアルラインで焼酎、梅酒なども提供する「ウ・ポンテベッキオ」、ビーフシチューが名物の洋食屋「中之島グリル」などが出店。
セレクトショップの「ジャーナル スタンダード トライセクト/ジャーナル スタンダード レサージュ」「ドレステリア」「アンシェヌマン ユニ、ポワン ド ミニョン エルマフロディット」はメンズ、レディスともに扱い、1階、2階を使って路面店感覚で展開する。
1階は、セレクトショップや通信販売で人気のバッグ「チーバ」の日本初となる専門店、ジュエリーとともに初めて雑貨を扱う「ザ ショウケース バイ ラ・フェリア」、エル・ポニエンテの5店舗目となるスペインバル、レストランの「ファロ デル ポニエンテ」、スイーツの「ジョエル」やメンズ、レディスファッション店が軒を連ねている。
地下1階は、佐賀・嬉野温泉の名旅館「和多屋別荘」から地元豆腐と温泉水を直送し「温泉湯豆腐しゃぶしゃぶ」を提供する「和多屋別荘 うれし野」などの飲食店や、香港スイーツと点心の「ジョリ」、日常をサポートする「am pm」や「ショップイン」など。
説明会で同社は「初年度の売り上げは30億円をクリアしたい」とし、「古いビルが多い淀屋橋、御堂筋の再開発促進のきっかけになれば」と話している。
営業時間は、物販店=11時~21時(日曜・祝日=20時まで)、飲食店=11時30分~22時30分(日曜・祝日=21時30分まで)。
日本初「チーバ」専門店の店内(関連画像)黒を基調とした「ウ・ポンテベッキオ」の店内(関連画像)2階デッキ(関連画像)大阪・淀屋橋に商業施設、名称は「淀屋橋odona」に-5月開業(梅田経済新聞)淀屋橋odona