アミューズメント施設や100円ショップなどを運営するジャストワン(兵庫県尼崎市)は5月4日、スイーツのクレーンゲーム機「SWEETS on SWEETS」を備えた複合型アミューズメント施設「One on One扇町店」(大阪市北区天神橋4、TEL 06-6352-8535)をオープンした。
1階と2階のフロア(計150坪)の108コーナーのクレーンゲーム機のうち、スイーツ用として、焼き菓子用(常温)=10コーナー、生菓子用(冷蔵)=12コーナーを設置。「景品」となるスイーツは、「レーブ・ドゥ・シェフ」(兵庫県神戸市)の「プティハート」、「ツァ・クローネ」(京都府宇治市)の「極上抹茶ロール」など1日平均30種類程度で、「お取り寄せスイーツ」としても人気の高い7店舗の商品が定期的に入れ替わる。1台を1つのショップに見立て、中には同店でしか手に入らない「限定」スイーツも。1回100円(持ち帰り用の袋と保冷剤は無料)。
「業界初」となるスイーツ専用のクレーンゲーム機は、既存のクレーンゲーム機に同社が独自に手を加え、ケース内を焼き菓子用=20℃以下、冷蔵用=10℃以下に保つ。スイーツは、オリジナルのアクリルケースに入れて陳列したり、取り出し口を引き出し式にするなど、デリケートな生菓子が崩れないような工夫を施すほか、製造時にスイーツショップで表示シールの貼付まで完了し、同店店頭では一切開封しないなど衛生上にも配慮している。
「約13年ゲーム業界に携わり、景品のバイヤーとして海外にも足を運んできた。衣料から仏像までいろいろなものを扱ったがスイーツは今回が初めて」と話すのは、開発担当の村平圭一さん。「キャラクターグッズや限定品など従来の景品とは全く違う、女性に喜ばれるものを、と考える中で、『お取り寄せ』や『デパ地下』ブームでおいしいスイーツに対するニーズを感じた」と、約1年の準備期間を経て実現させた。
店舗の内装は白を基調とし、「気軽に入れるスタイリッシュな店」がコンセプト。女性客を中心にファミリー層がメーンターゲットだが、「家族みんなで遊ぶ場が提供できれば。すべての世代の人たちが気軽に来店できる店づくりを目指す」(同)。
同店2階に設置しているステージでは、定期的なイベントを企画しているほか、バンド演奏、ダンス、お笑いなどのパフォーマンス披露の場として貸し出しも行う。
営業時間は10時~24時。