堂島リバーフォーラム(大阪市福島区福島1)で7月25日、隔年で開催している現代アートの祭典「堂島リバービエンナーレ2015」が始まる。
2009年に始まり、今回が4回目となる同祭。ディレクターには、世界で100以上の展覧会を企画・構成してきた英国のキュレーター、トム・トレバーさんを迎える。テーマは1973年に書かれたR&Bの名曲にちなんだ「Take Me To The River 同時代性の潮流」。国内外のアーティストたちが「自然」「時代」「経済」など、さまざまな流れを空間的に捉えて表現する。
音による造形作品で国際的に評価される池田亮司は、関西最大のインスタレーション(約22メートル×約11メートル)を展開する予定。ベルギー出身の二人組、フェルメール&エイルマンスは、高度に成長した貨幣経済と国際化したアート市場をモチーフに創作する。
米国のピーター・フェンドは地球規模の環境問題をテーマにした作品を展示。カナダ出身の映像作家、メラニー・ギリガンは携帯電話などのテクノロジーがいかに日常の相互作用や人間関係を手段化しているかを描く。
参加アーティストは、アンガス・フェアハースト、ピーター・フェンド、サイモン・フジワラ、メラニー・ギリガン、池田亮司、メラニー・ジャクソン、笹本晃、島袋道浩、下道基行、マイケル・スティーブンソン、ヒト・スタヤル、スーパーフレックス、照屋勇賢、プレイ、フェルメール&エイルマンスの15組。
開館時間は11時~19時。入場料は、一般=1,000円、高校・大学生=700円、小学・中学生=500円。8月30日まで。