阪神タイガースは3月16日、阪神梅田駅改札内で現役選手やレジェンド選手の写真で車両をラッピングした特別車両「Yellow Magic トレイン」の出発式を開いた。
今年、球団創設80周年を迎える阪神タイガースでは、これまでに大阪城でのプロジェクションマッピングや通天閣をイメージカラーのイエローでライトアップするといった、ファンや地域を盛り上げるイベントを積極的に展開している。
こうした阪神タイガース応援プロモーションの一環として、阪神電鉄ではラッピング電車「Yellow Magic トレイン」の運行を開始。阪神電車9000系車両外側の基調色をイエローにし、現役の鳥谷敬選手、藤浪晋太郎投手など10人、往年の名選手である藤村富美男さん、村山実さん、吉田義男さんなど9人の写真で飾った。車内も中づり、壁際のポスターを使って選手たちの勇姿で埋め尽くした。
出発式には、「レジェンド」の一人で、阪神タイガースOB・ゼネラルマネジャー付育成&打撃コーディネーターの掛布雅之さんが駆け付け、梅田駅管区駅長の山本貴史さんとともにテープカットを行った。掛布さんは自身も若いころ阪神電車に乗った思い出を交えつつ、「球団の歴史が一つの車両に込められていて、そこに私の写真があるのは喜ばしいこと。ファンの方々にはぜひこの電車に乗って、甲子園に応援に来て熱い声援を送ってもらいたい」とコメントした。
特別車両は、阪神本線(梅田-元町)、阪神なんば線(大阪難波-尼崎)、神戸高速線(元町-西代)の3区間で運行。運行期間は11月下旬に予定するファン感謝デーまで。