JR大阪三越伊勢丹(大阪市北区梅田3、TEL 06-6457-1111)10階催物場で2月26日、「天満・天神橋筋祭り」が始まった。
地場のグルメや特産品を集めた催事をしたいと初企画した同催事。大阪駅と天満駅は1駅の距離で行き来しやすく、天満エリアの店のファンが同店に来るきっかけに、天満に行くが決まった店にしか行かない人が同催事でほかの店を知り、天満エリアに行くきっかけにと、相互に行き来できる催事を目指した。出店店舗は天神橋筋商店街の役員らとともに選んだ飲食店36店と質店3店で、飲食店36店のうち、同店初出店は33店舗、百貨店初は約20店舗。百貨店業界では珍しい、一地域とのコラボ催事となった。
「いろんな店を楽しんでもらいたい」と企画した「500円グルメ」には11店が参加。お好み焼き千草の「ぶた玉」や梨花食堂の「牛煮込みカレー」、串カツ屋七福神の「串揚げセット」、オマールエビでだしを取ったたこ焼きを同催事限定の味付けで提供する玉屋の「たこ焼き三昧」、麻拉麺 揚揚(マーラーメン ヤンヤン)の「汁なし担々麺」、中国食府 双龍居の「2種焼き餃子」などを、それぞれ500円で提供する。
パンやスイーツは夕方には完売し閉店することも多いハッピーキャンパーベーグルが9種類のベーグル(158円~)を販売するほか、卵、砂糖、乳製品を使わないケーキや米粉のシフォンケーキをそろえるナナハコ、小鳥の形のドーナツを販売する駒鳥姉妹店、「天神ロール」を販売するクリームキッチン、カップケーキとカヌレ専門店フェッタンボンボンなどが出店。紀州梅干専門店五代庵やカレーパンを販売する辛蜜屋などもそろった。会場内では3店の質店が質流れ市も開催する。
2階ザ・ステージでは、4月に開店予定の「天満天神MAIDO屋」による「てんてん天満の『ええもん』祭り 10(TEN)階までいっ10(TEN)か!」を開催。天満切子や「にじゆら」の手拭い、スズ器など「大阪のええもん」をセレクトし販売する。
食品催事担当の佐伯博宣さんは「近くでも知らない名店がたくさんあった。今後も地域を絞った物産展などを開催していきたい」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。3月3日まで。