梅田のファッションビル「E-ma(イーマ)」(大阪市北区梅田1)1階多目的スペース「ディーバ」に1月21日、バンタンデザイン研究所大阪校の学生がプロデュースする期間限定ショップ「MONTM(モントム)」がオープンした。
同校が在校生を対象に毎年開催するデビューコレクション「バンタンカッティングエッジ」大阪ラウンドでグランプリを受賞したショッププロデュース企画を実現した同ショップ。ファッション学部バイヤー&ショッププロデュース科の学生約30人が、企画・運営、買い付け、マーケティングの全てを行い、「ファッションでも自分を象徴するものを見つけてもらいたい」と「アイデンティティー」をコンセプトに据えた店を開いた。ターゲットは20代後半。
扱うアイテムは、Tシャツ、スキニー、ボーラ―ハットの3種類に絞り、ストリートカルチャーファッションをセレクト。「スキニーはすぐに集まると思ったが苦労した。『Tシャツから会話が生まれれば』とネットでしか販売していないブランドにも声を掛けてアイテムを集めた」と、ショッププロデュース学科2年生の村澤瞳さん。転写プリントの一点もののTシャツ(6,825円)など、こだわりの商品をそろえる。
併せて、「DENIM MADNESS」とコラボレーションし、「誰にでもはまるスキニーパンツ」としてシルエットや生地、ボタンなどを選ぶことができるセミオーダーのオリジナルデニム受注会も開く。指紋柄や左綾の生地4種類をそろえ、スキニーパンツが苦手な人にも気軽にはいてもらえるアイテムとした。
店内には、「新しいものに出合い、新しい価値観や考え方を見つけてもらいたい」と、同店スタッフが影響を受けたものと来店客が影響を受けたものを交換する「EXCHANGE your identity」のコーナーも設ける。
「関西のショップでは置いていないものも多いので、試着だけでも来てもらえたら」と村澤さん。同学科2年生の岡田幹也さんは「派手じゃないけど存在感のある什器を選んだ。施設に入ってすぐかっこいいと思ってもらえるものを目指した」と話す。
営業時間は11時~21時。今月27日まで。