阪神電鉄は11月18日、沖縄県の自然や観光イメージを装飾した「沖縄ジャックトレイン」の運行を始めた。
全国の地方自治体のPR活動に協力する阪急阪神ホールディングスが、沖縄県、沖縄観光コンベンションビューローと共同で開催する「冬こそ沖縄 美ら島キャンペーン」の一環として展開する同車両。昨年はグループ施設での沖縄にちなんだフェアのみだったが、今年は1編成全車両に装飾を施すジャックトレインも実施する。使用車両は8000系車両1編成(6両)。車両ごとにテーマを設け装飾する。
各車両のテーマは、「久米島車両」「宮古島車両」「八重山諸島車両」「15離島車両」「恋の島、沖縄・親子孫たび車両」「大人のふたり旅車両」の6つ。車体はドア横、窓下に風景写真を掲出し、車内は扉下部に「沖縄への旅のはじまりは阪神電車で。」のコピーが入ったイメージ写真を掲出する。
床面には、ジンベイザメやマンタが泳ぐ水中の写真を採用。「車両が地上に出て光が当たると、連結部にも海が広がっているように見える」と広報担当の丹羽強さん。車内の中づりやドア上には、同キャンペーンの広告を掲出し、「テレビや雑誌で沖縄の写真や映像を見ても、じーっとみる機会はあまりないと思う。車内でゆっくり見ていただけたら」と話す。
同キャンペーンでは、沖縄旅行やあぐー豚、オリオンドラフトビールなどが当たるプレゼントキャンペーンを実施。「ちゃんと。ハービスPLAZA」(梅田2)では泡盛「久米仙」1杯、「ちょうじや ラグザスクエア店」(福島区、ホテル阪神地下1階)では、ゴーヤチャンプルーの注文で「多良川」1杯をサービスする。実施店舗は8店舗。ハービスOSAKA3階「トラベルラウンジ」には、沖縄観光コンベンションビューローの情報スポットが期間限定で登場する。キャンペーンは12月23日まで。
運行区間は阪神梅田駅-山陽姫路駅間。1日2~3往復の予定。12月15日まで。