大阪文化の発展に寄与する人材に対し、大阪市が贈る「咲くやこの花賞」の贈呈式が2月16日、大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島1)で開かれ、続く第2部では、過去の受賞者らも登場するステージ「咲くやこの花コレクション」が開催された。
司会は羽野晶紀さん(1994年度受賞)とサキタハヂメさん(2004年度受賞)が担当。今年度受賞の桂歌之助さんは、インタビューで「これをきっかけにいっそう精進したい」とコメントしたほか、バイオリニストの大岡仁さんは、ジャズピアニストの松永貴志さん(2003年度受賞)との共演で「ジャンルが違う方と共演でき、改めて面白いと感じた」と話した。
「絶望の地からの再生」をテーマにしたヤノベケンジさん(1998年受賞)作の絵本「トらやんの大冒険」を羽野さんが朗読、BGMを松永さんが担当したほか、菊池まどかさん(2006年度受賞)が浪曲で、山村若隼紀さんや桂歌之助さんを紹介するなど、異なるジャンルで活躍する受賞者らが華やかなコラボレーションステージを繰り広げた。
ステージ終了後の交流会には、出演者や関係者らが出席。活動状況などを報告し合い、大阪城ホール文化振興部担当者は「交流を通じて出てきた意見や発想を発展させ、今後の事業に取り組みたい」と締めくくった。