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天満天神梅酒大会、結果発表-白糸酒造「しらうめの庭」が日本一に

「第7回天満天神梅酒大会」の表彰式がおこなわれ、日本一に選ばれた2社に「天下御免」の称号が贈られた

「第7回天満天神梅酒大会」の表彰式がおこなわれ、日本一に選ばれた2社に「天下御免」の称号が贈られた

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 2月16日~24日に大阪天満宮(大阪市北区天神橋2)で開催されていた「第7回天満天神梅酒大会」の審査が終了し3月9日、表彰式が行われた。

梅酒部門日本一に輝いた白糸酒造「しらうめの庭」

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 全国227社の酒蔵が参加し、梅酒部門308銘柄、リキュール部門165銘柄が出品された今大会。計5万1000票の一般投票の結果を基に上位10銘柄が最終審査に進み、個性、香り、アタック、ボディー、フィニッシュ、総評の6項目の基準に沿って、ソムリエらプロのブラインド審査により日本一が決定し、「天下御免」の称号が贈られた。

 梅酒部門では、福岡県・白糸酒造の「しらうめの庭」が日本一に決定。4年前から梅酒の製造を始めたといい、「地元の無農薬南高梅を10年寝かせた大吟醸に漬け込んだ。評価されたことを名誉に思い、今後精進をしていきたい」(田中信彦社長)と力強く話す。

 リキュール部門で日本一に輝いたのは、栃木県・小林酒造の「鳳凰美田 完熟もも」。1993年からリキュールの製造をしており、「大阪のこんなパワーのある大会で、初エントリーでこんな賞をもらえるとは思わなかった。関東でもこんな大会ができれば。大阪最高ですね」(小林正樹専務)と、興奮気味に喜びの声を発した。

 一般投票で最多投票を獲得した福岡県・篠崎の「馬路村のゆず、はじめました。ゆず梅酒」(梅酒部門)、滋賀県・北島酒造の「塩ゆず」(リキュール部門)は、特別賞として松井一郎大阪府知事賞を受賞。ボトルやラベルデザインのビジュアルを選ぶビジュアル部門には、茨城県・明利酒類の「梅香 百年梅酒プレミアム」(梅酒部門)、鳥取県・稲田本店の「二十世紀梨のお酒」(リキュール部門)がそれぞれ選ばれ、特別賞として橋下徹市長賞が贈られた。

 審査委員長の古川豊明さんは、「毎年新しい梅酒が発表され、今年も驚くような銘柄も出品されていて新しい梅酒の世界を広めるいい大会だった。(しらうめの庭は)味わいはすっきり。新しい梅酒を感じさせるところが高得点につながった」と講評した。

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