ディアモール大阪内イベントスペース「ディーズスクエア」(大阪市北区梅田)で2月8日、愛知県・名古屋市共同の観光PRイベントが行われ、「名古屋おもてなし武将隊」「あいち戦国姫隊」らが登場した。
同キャンペーンは、5月29日から始まる復元工事中の名古屋城本丸御殿の玄関、表書院の公開に合わせて行っているもの。全国6都市を巡回し、名古屋の歴史文化、産業、名古屋めしなどの魅力をPRしている。
ステージ上には、キラッ都なごやメイツのメンバーや名古屋市マスコットキャラクターの「はち丸」、「名古屋おもてなし武将隊」が登場。同武将隊は開府400年に合わせて結成されたもので、名古屋ゆかりの豊臣秀吉、織田信長、徳川家康、加藤清正、前田利家、前田慶次の6人の武将と4人の陣笠で構成。武将都市・名古屋の魅力を伝えるため、土曜・日曜・祝日には名古屋城で演武を披露するほか、平日は名古屋城で観光客をもてなしている。
イベントには豊臣秀吉、加藤清正、前田慶次と陣笠の亀吉、踊舞が出演し、ショートバージョンの演武やトークで朝早くからステージ前に集まったファンらを楽しませた。「あいち戦国姫隊」からは、江(ごう)、吉乃(きつの)、おねも登壇。同隊は、岡崎城や清洲城など、県内の城で現代的にアレンジされた歌やダンスなどのパフォーマンスを行っている。イベントでは「あいらぶあいち」を披露した。
その後、河村名古屋市長と大村愛知県知事も登場。河村市長は「大阪に来たので」と「浪花恋しぐれ」の替え歌を歌ったり、「名古屋国家斉唱」と加藤清正とともに「燃えよドラゴンズ」を歌ったりするなど終始会場を沸かせ、本丸御殿の復元については「城郭建築として国宝第1号に指定されたのは名古屋城。戦争で燃えてしまったが、図面などが残っているので本物通り復元できる。本物通りに復元するのは世界初」などとアピール。城郭の資料が豊富に残されており、構造や工法、装飾など細部にわたり復元しているという。好きな食べ物については「コメダ珈琲の宇治金時クリームときしめん」と話した。
大村県知事は「フグは下関と思われがちだが一番とれるのは愛知。フグもおいしいし、名古屋は八丁みそやたまりじょうゆなど、こってり味のものが多いので、こってり味が好きな人も名古屋めしを食べにきてほしい」などと話した。「今年11月には豊川市でB-1グランプリも行われる」とも。
会場ではパンフレットの配布をするほか、9日の11時30分~と15時30分~は名古屋おもてなし武将隊のステージ、10時30分~と14時30分~は、名古屋の観光施設入場券や武将隊のサイン入りポスターなどが当たるクイズ大会を行う。
PRコーナーは10時~17時。