JR大阪駅5階「時空(とき)の広場」で1月22日、献血PRイベントが行われ、PR大使を務める競泳選手の寺川綾さん、入江陵介さんが登場した。主催は日本赤十字社近畿ブロック血液センター。
献血の必要性を広く啓発するため、「献血って そうなんだ」をテーマにするキャンペーン。献血で確保された血液の約85%が突然の事故や大きな手術ではなく、がんなどの治療に毎日使われている現状などを知ってもらい、知識、理解を深めることで献血協力者を増やしたいと展開する。
PRイベントでは、2月11日から放映されるCMに出演する大阪市出身の寺川さんと入江さんが登場。2人とも海外に行くことが多く、献血は未経験で、CMの撮影で訪れた「御堂筋献血ルーム CROSS CAFE」(中央区西心斎橋)について、寺川さんは「献血バスの狭い空間で献血しているイメージだったが、クロスカフェはきれいでネットも使えるしアイスクリームも無料。リラックスしながら受けられると思った」と言い、入江さんは「漫画も多く漫画喫茶かと思った。安心してカフェ感覚で来られると思った」など進化した献血ルームに驚いた様子。
イベントでは、2日後に誕生日を迎える入江さんへのサプライズプレゼントとしてケーキが登場。同キャンペーンのCMやポスターで打ち出している「献血した血液の使われ方」のグラフにちなみ、病気の治療など定期的な輸血に使われる割合の「85%」を示すデコレーションが施されたケーキが贈られ、寺川さんや観客らがバースデーソングで祝った。
PR大使就任前に献血の現状を学んだ2人は「緊急時だけではなく日々患者さんに使われているので、日常的に必要と知っていただけたら。私たち世代の若い人が貢献してたくさんの人が救われればと思う。10分ぐらいで終わると聞いたので立ち寄ってほしい」(寺川さん)、「短いものは4日間しかもたなくて、毎日必要になってくると感じた。1回の献血が自分のためにも将来の自分の子どものためにもなると思う」(入江さん)などと話し、「ぜひこの帰りに行ってください」と観客らに協力を呼び掛けた。
梅田周辺では、常設ルームとして「阪急グランドビル25献血ルーム」(阪急グランドビル25階)、「西梅田献血ルーム」(ヒルトンプラザウエストオフィスタワー10階)がある。