梅田ロフト(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6359-0111)7階「ロフトフォーラム」で12月28日より、約2000点のエヴァンゲリオンコラボ商品を集めた展覧会「『モノ』と『コト』から解釈する もうひとつのエヴァンゲリオン EVANGELION 100.0」が開催される。
公式作画参考模型 汎用人型決戦兵器 エヴァンゲリオン初号機 全身モデル
11月17日に公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」との連動企画でありながら映像には触れず、周辺で派生したモノ・イベント・各種キャンペーンで構成する同展。名古屋パルコでの好評を受け同店への巡回が決まった。企画・制作は、ヱヴァンゲリヲン新劇場版公式プロジェクト「RADIO EVA」を手掛けるプラグインク(東京都目黒区)。会場では同プロジェクトの目線で選んだ100カテゴリー、約2000点のコラボ商品・作品を展示する。
会場入口近くには、アニメーターが360度どの角度からも正確にエヴァの造形を描けるよう作られた模型「公式作画参考模型 汎用人型決戦兵器 エヴァンゲリオン初号機 全身モデル」(1994年)を展示。庵野秀明監督が自腹を切り発注したもので、「このフィギュアがあったから、後に立体の商品が作れた」とグランウンドワークス:の神村靖宏社長。
会場では、フィギュアや1995年に登場したUFOキャッチャーのぬいぐるみ、三鷹市のポスター、パチンコ台、レースクイーンの衣装、Tシャツ、アート、映像作品など多岐にわたるアイテム・作品を展示。「当時の思い出が散らばっているので、ずっと好きでい続けている人は再確認でき、散らばった思い出がここで結実する」とプラグインクの武藤祥生さん。「作品が最初からスタイリッシュに仕上がっているので、全方向の人に関わりたいと思わせる」とコラボレーションの多様さを分析する。「エヴァの周りの人のクオリティーが高いので、作品同様、どの商品も完成度が高い」という。
同展の見どころについて「各アイテムに関わった人にロングインタビューを行い、一つ一つのキャプションを充実させた。展覧会のストーリーを楽しんでほしい」と武藤さん。「テレビの始まる18年前から人気が落ちないのはなぜ?」と最近よく聞かれるという神村社長は「キャラがかわいい、メカがかっこいい、文字の使い方など楽しみ方がたくさんある。切り口の多彩さが人気の理由では」と分析する。「当展は作品のいろいろな楽しみ方の提示の集大成。作品の周りから見た作品の面白さを楽しんでほしい」と話す。
併設ショップでは、クリアファイルやTシャツ、バナーバッグなどの限定商品をはじめ、関連商品を「最大級の品ぞろえ」で販売する。購入3,000円ごとに非売品オリジナルカードを進呈する企画も用意する。
開催時間は10時30分~21時(今月31日~1月3日は20時まで、最終日は17時まで)。入場料は、一般=500円、学生=400円、小学生以下無料(ショップゾーンのみの利用は入場無料)。1月7日まで。