テレビ番組の制作などを手がけるフリーマン(大阪市北区中津3、TEL 06-6359-8370)が1月31日、定期落語会「淀川左岸中津寄席」の第1回を開催した。
会場は約20坪ほどの同社1階のイベントスペースを開放。暗幕やライトなどはカメラスタジオ「スタジオ クロ」(中津3)の協力により、新たに高座を設けた。完成した高座を見た噺(はなし)家は「昔の講談小屋はこんな感じやったんやろな」と感想を話したという。
第1回当日は、若手噺家が長講(ちょうこう=大ネタ)に挑む「兆候の会」とし、会場に詰めかけた50人近くの観客を前に、前座に桂咲之輔さんが「平林」、中トリにナオユキさんが漫談「スタンダップ」、トリに桂壱之輔さんが「もう半分」で高座に上がった。
「風情があり、落語的な価値観を存分に体現した特色のある中津だからこそ、上方落語文化を身近に感じられ、噺家と観客がより近い関係をつくるために」(フリーマン代表の浦田拓さん)と、高座終了後には軽食を取りながら出演者と観客が交流する時間「お夜食の会」も設けた。
同社では、「中津を大阪に誇れる街としてPRすることを念頭に、中津寄席を応援していただけるイベントスポンサー」を募集している。年会費は1口1万円~。
今後の予定は、2月23日14時~=ベテラン勢による「衝天の会」、3月28日19時~=「兆候の会」。以降、毎月1回ずつ「衝天の会」「兆候の会」を交互に開催していく予定。入場料は、前売り=1,500円、当日=1,700円(「兆候の会」は軽食付き)。
「お夜食の会」で観客らと談笑する桂壱之輔さん(関連画像)香川県豊島産レモンのアンテナショップ、大阪・中津にオープン(梅田経済新聞)フリーマン