ブリーゼタワー（大阪市北区梅田2）とハービスPLAZA／PLAZA ENT（同）が共同で取り組む「西梅田打ち水プロジェクト2012」が7月30日、始まった。

　2009年6月に発足し、今年で4年目を迎える同プロジェクト。今年はさまざまな企画を用意し「打ち水ウイーク」として展開する。初日の7月30日には、浴衣姿の女性によるうちわのサンプリングが行われた。

　8月2日には、恒例の「いっせい打ち水」を実施。ろ過した雨水を利用し、ブリーゼタワー北側とハービスPLAZA南側周辺で18時から打ち水を開始し、終了後にはウェザーニューズの協力による気温の測定も行う。2010年実施時には、両ビルテナントや周辺企業のオフィスワーカー、一般参加者約400人が参加し、測定では約2度の気温下降の効果を得たという。打ち水参加者にはお茶や酒の特典も用意する。

　打ち水実施前の17時20分からは、同日サンケイホールブリーゼで開催する落語会「米朝一門夏祭り」からゲストを招き、「米朝一門噺家による浴衣大喜利＆和太鼓松村組による演奏」も同会場で開催。8月1日～9日には、サンケイホールブリーゼで今年米寿を迎える桂米朝さんの軌跡と功績を紹介する「桂米朝展」も開催している。

　打ち水を実施する8月2日と4日には、浴衣での来場者に両施設の買い物や食事に使える1,000円分の金券を進呈する特典も。各施設、各日先着50人に進呈する。同3日には、ハービスPLAZA ENT地上エントランス広場で「ハービスサウンドセレクション」を開催、4日と5日には、無料で参加できる「打ち水縁日」を予定する。

　サンケイビルの細田真未さんは「今年も節電が呼び掛けられているのでこの機会にお越しいただき、環境に優しいかたちで夏を過ごしていただくきっかけになれば」と話す。