リニューアル工事中の高層複合ビル「阪急グランドビル」(大阪市北区角田町)内27階~31階で展開する飲食・物販・サービスフロア「阪急32番街」が7月12日、「阪急32番街『空庭ダイニング』」としてリニューアルオープンする。
1977(昭和52)年の開業以来35年ぶりにリニューアルする同フロア。眺望の良さからコンセプトを「空庭ダイニング」とし、通路やエレベーター、エスカレーターホールを落ち着きのあるデザインに一新する。飲食店新規9店舗が出店し、紀伊國屋書店コミックハウスが増床。8月20日にリニューアルオープンする1階・2階フロアの2店舗を合わせ、37店舗で構成する。
31階のクレープ・ガレット専門店「トランティアンキッチン」は、国内産100%のそば粉を薄く焼き、グリュエルチーズや有機卵、野菜、魚介類、肉類などをのせてカジュアルからメーンディッシュまでのガレットを提供する専門店。15種類以上のガレット、クレープをそろえる。「Umeda Station OYSTER BAR」は、季節によってさまざまな産地の旬のカキを提供するオイスターバー。生ガキ、蒸しガキ、焼きガキなどを提供する。「CRAFT BEER HOUSE molto(モルト)!!」は、ブリュワリーを訪ねてセレクトした地ビール24種類を提供。ビール付きランチセットや飲み比べセットなども用意する。
30階では「紀伊國屋書店 コミックハウス」が増床オープン。梅田ナカイ楽器跡のスペースを増床し、従来の約1.4倍、174坪で営業する。店内にはコミック、ゲーム攻略本など約10万冊を蔵書し、リニューアルを記念して漫画家が描いた色紙108枚も店頭に飾る。29階のイタリアン「チーズ de トマト」では、濃厚なチーズと新鮮なトマトにこだわったバラエティー豊かなメニューをそろえる。
28階には、丹後の料理旅館が大阪初出店する「Dining 琴引」がオープン。ハレの日には欠かせない郷土料理「丹後ばらずし」やカニ料理のコースを提供する。ハマグリ専門店「はまぐり庵」は、三重県・桑名のハマグリを水揚げ後直送。わんこそばのように客が「打ち止め」するまで出し続ける「はまわんこ」や、ハマグリのしゃぶしゃぶ、天ぷらなどを提供する。東部市場から直送する鮮魚を使ったすしを提供する「千のすし」は、野菜すしや塩すしなど新スタイルのすしも提供。利き酒師がセレクトした地酒も豊富にそろえる。
今月12日~16日には、来場者にシャンパンや「宝塚ホテル」の「宝塚ハードドーナツ」を進呈(数量限定)。21日。28日には、31階展望フロアでジャズライブを開く。