新梅田シティ(大阪市北区大淀中1)で5月31日、映画「ホタルノヒカリ」の試写会が行われ、同作の主演を務める女優・綾瀬はるかさんが登場、ホタルの放流イベントにも参加した。
2007年、2010年にドラマ化された「ホタルノヒカリ」は、仕事は頑張るが、休みの日は恋愛よりも家でジャージー姿、前髪ちょんまげでぐうたらしていたい「干物女」の綾瀬さん演じるホタルの恋愛を描いた作品で、ドラマでは同居する高野部長(藤木直人さん)とゴールインするまでを描いた。6月9日に公開される映画は、新婚旅行で訪れたイタリアを舞台に大騒動を巻き起こすストーリー。
ステラホールで行われた同作の特別試写会には、劇中のホタルのトレードマークである「前髪ちょんまげ」をドレスコードに500人が集合。サプライズゲストとして綾瀬さんが舞台あいさつに登場すると、歓声と共に「かわいい~」などの声が上がった。ちょんまげ姿の参加者を見た綾瀬さんは「こんなにちょんまげ姿の人がいるのは一生に一度かも」と喜んだ様子。「映画では観光名所といわれる場所に行ったので、ローマを旅している気分になっていただけるのでは」などとあいさつした。
イベントでは作品にちなみ約100匹のホタルが用意され、会場は暗転。綾瀬さん自らホタルが入ったケースを開けるもののホタルは飛ばず「かわいかったけど、バッと飛んだら怖いですよね」とフォローしながら、かすかに光るホタルを見つめた。作品については「笑いあり、涙あり、見終わった後に温かくなる作品になっている。疲れがたまった時には映画館に見に行ってほしい。エンドロールも楽しめるようになっているので、最後まで見てもらいたい」とPRした。
舞台あいさつを終えた綾瀬さんは、1994年以来、毎年6月初旬にホタルの放流を行っている「中自然の森」に移動。ホタルの放流イベントが行われた。ホタルが入ったケースを渡された綾瀬さんは、ふたを開けると急にホタルが飛んできたのか「キャー」と絶叫。その後、申し訳なさそうに「うるさかったですね。気のせいでした」と話し、報道陣からの質問には「ずっと見ていると吸い込まれそうですね」と笑顔で答えた。
同所では、昨年産卵したものからの繁殖分に加え、約2000匹のホタルを繁殖のため数回に分けて放流。観賞時間は日没~22時。入場無料。天候によっては見られない場合もある。今月10日ごろまで。