新出入橋東交差点近くに5月1日、ポーカー専門店「POKER CLUB M」(大阪市北区曽根崎新地2、TEL 06-6131-9033)がオープンした。
日本での健全なポーカーの普及と日本のプレーヤーの海外での活躍をサポートするNPO法人「日本ポーカー協会」の理事・鈴木拓也さんが開いた同店。「ポーカーといえばカジノのイメージがあるが、海外ではマインドスポーツ競技として認められている」といい、クリーンなイメージを定着させたいとゲームセンター営業許可と同じ風営法8号営業を取得した日本初のアミューズメントポーカールームとした。
店舗面積は約110平方メートル。店内には、ポーカーテーブル5卓とバーカウンターを設置。店内では海外の大会VTRを上映するほか情報誌の閲覧もできるようにした。「店のスタッフはカジノスクール受講生なので初心者にも教えられる」と鈴木さん。ポーカーは「忍耐力、頭脳、洞察力が必要な競技で、感情が出にくくカードゲームになじみのある日本人に向いている」といい、「エンターテインメント性に富んでいる大阪の人は熱いプレーヤーが多いのでは」と、大阪への出店理由を明かす。
ゲームに参加するには、賭博行為禁止事項への同意書にサインし、登録証発行(初回登録料無料)が必要。チャージは1,000円(1ドリンク、チャーム付き)で、1ゲームだけでも楽しめるリングゲームに参加するにはチップ貸出料(2,000円=M$3,000点、会員証提示でM$3,000点加算)が必要。残ったチップは預けることができるが、換金・返金はできない。
店内では中・上級者向けのトーナメントも開催する。トーナメント参加にはエントリーフィーが必要。18歳以下は入店できないが、「最近は大学の研究会など若くて優秀なプレーヤーも多い」ことから大学生以上はゲームに参加することができる(アルコールの提供不可)。「優秀な若いプレーヤーを育てて海外でプレーできる人材を発掘したい」と、今後は「学割」も検討するという。
今月4日~6日には、同店のオープニングトーナメントとして「Road to W・S・O・P 2012」を開催し、170人が参加。1970年からラスベガスで開催する世界的トーナメント「ワールドシリーズ オブ ポーカー」への出場を懸けた熱い戦いが繰り広げられた。鈴木さんは「今後も世界大会に向けたトーナメントを開催する。ここから世界チャンピオンが誕生したらうれしい」といい、「小・中学生向けのポーカー教室や老人向けなどカジュアルに挑戦できる場を提供し、ボーリングみたいに広まれば」と意欲を見せる。
営業時間は、月曜~金曜=18時~23時45分、土曜・日曜・祝日=14時~22時30分。