地下鉄御堂筋線「梅田駅」（大阪市北区）構内に11月5日、関西の小学生約300人が参加した「OSAKAはっけん隊」の活動記録を公開する「はっけん隊ギャラリー」が開設された。

地下鉄駅、バス車内で配布する写真冊子

　大阪市交通局がブランドアップ事業として企画した「OSAKAはっけん隊」は、市営交通の提供サービスや周辺の街の魅力を社会見学により「発見」し、「大阪の元気のもと」としてホームページなどを通じて子どもたちの目線で発信するもの。8月7日に行われた森之宮検車場見学イベントに始まり、同22日～31日の平日8日間に行われた「サマーツアーズ」、9月25日に開催された「バスまつり」など、16の駅と街で行われたコースに公募で選ばれた約300人が参加。「サマーツアーズ」には、160人の募集に対し635人が応募した。

　同イベントでは参加した小学生らがチームを組み、一日乗車券を自分で購入するところから開始。検車場では車体をクレーンでつり上げて作業する様子や車体洗浄装置などを体験し、街中では企業や店舗、施設を訪れ、「大阪の元気のもと」を取材した。ホームページ上では10月31日より、40本のミニムービーで活動ドキュメントを公開する。

　「はっけん隊ギャラリー」では、画像パネルと2つの映像モニターで活動内容を発信。モニターではホームページ上に公開する映像をつなぎ上映する。活動の様子をカメラマンが捉えたポスター約220枚も制作し、梅田駅、なんば駅の構内を「はっけん隊」のフォトレポートで埋め尽くした。ポスタージャックは今月18日まで。

　同局では、活動を記録したA4・24ページの写真冊子も制作。市営地下鉄全駅、市営バス車内で配布する。北田明子広報課長は「参加した子どもたち同士が友達になったりもし、興味を持って発信してくれて思い出にもなったのでは」と話す。

　同ギャラリーの開設は2012年2月29日まで。