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「ナレッジキャピタル」を体験-堂島リバーフォーラムでイベント開催

堂島リバーフォーラム1階の会場

堂島リバーフォーラム1階の会場

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 JR大阪駅北側「うめきた」に開発中の「グランフロント大阪」(大阪市北区大深町)内に開業する複合施設「ナレッジキャピタル」のPRイベント「ナレッジキャピタルトライアル2011」が8月26日、堂島リバーフォーラムとABCホール(大阪市福島区福島)で始まった。

司会も務めたアンドロイド「ジェミノイドF」

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 ナレッジキャピタルは、企業、研究者、クリエーターらがそれぞれ持つ「感性」と「技術」を持ち寄り、「新たな知的価値」の創造を目的とする施設。企業、研究者、クリエーターらが集う会員制クラブ「ナレッジサロン」、コラボレーションプロジェクトのためのオフィススペース、未来の暮らしを提案する「フューチャーライフショールーム」、同施設での成果を発表する多目的シアター「ナレッジシアター」、一般を対象としたイベントホール「ナレッジプラザ」、最大3000人を収容するコンベンションセンター、先端技術とアート&デザインによる研究開発展示拠点「The Lab.みんなで世界一研究所」などで構成する。

 イベントは2013年春に開業する同施設を実感するもので、堂島リバーフォーラム1階には「The Lab.みんなで世界一研究所」が登場。フルハイビジョンの4倍以上の解像力を持つ超高精細プロジェクターで「大坂夏の陣図屏風」を映し出し、数ミリ単位で人物の表情まで拡大して見ることができるものや、3D対応の大型ディスプレー10面を立体的に組み合わせ、昭和初期の道頓堀の映像をより立体的に映し出す、世界に3台しかない「NexCAVE」、ジョイスティックで操作しながら大正~昭和初期の道頓堀を再現したバーチャル空間を探索する「昔の道頓堀・バーチャルツアー」など、大型ディスプレーを用いたさまざまなコンテンツをそろえる。

 東京大学大学院が開発した「メタクッキー」は、AR技術で体験者が食べるプレーンクッキーの見た目をチョコクッキーに変化させた上でチョコクッキーの匂いを嗅がせることで、チョコクッキーを食べていると感じる、視覚・嗅覚・味覚間での感覚間相互作用を利用した技術を紹介。電子楽器「TENORI-ON」や、有機ELを使った新しい照明パネルの体験コーナーなど、先端技術を使った展示コンテンツも集合する。会場内には数台のロボットも。

 27日には、劇作家・大阪大学教授の平田オリザさんと大阪大学大学院教授・石黒浩さん、アンドロイドの「ジェミノイドF」による「アンドロイドと共に生きる」、はやぶさプロジェクトマネジャーの川口淳一郎さんによる「はやぶさ~奇跡の生還~」、28日には、「さかなクンのおさかな講座」、建築家・安藤忠雄さんとナレッジ・キャピタル・マネジメントエグゼクティブアドバイザー・宮原秀夫さんの対談「未来都市を考える-街・環境・教育・文化-」など、多彩なトークイベントも開催する。

 初日に行われたオープニングセレモニーでは、司会役にアンドロイドの「ジェミノイドF」が登場。ナレッジ・キャピタル・マネジメントの間渕豊社長は「お子さまや女性にも楽しんでいただけるコンテンツをそろえた。ワクワクドキドキを実感していただき、感想を教えてほしい」などとあいさつした。

 開催時間は10時~18時(28日は17時まで)。入場無料(事前参加登録制)。今月28日まで。

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