大丸梅田店(大阪市北区梅田3)に4月19日、「東急ハンズ 梅田店」がオープンする。
大丸梅田店のリニューアル・増床に合わせて、同店10~12階にオープンする。大阪では「江坂店」「心斎橋店」に続き3店舗目。店舗面積は約6,000平方メートル。
「長らく梅田への出店を考えていた。キタエリアの駅直結大型店として、多くの方の利用を狙いたい。西日本の情報発信の拠点となる旗艦店を目指す」と榊真二社長。今月26日には阿倍野の「あべのキューズモール」にも新店オープンを控えており、3月にオープンした九州初上陸の「博多店」と合わせ、3年半ぶりの新店ラッシュで西日本への浸透を狙う。「東日本が震災で大変な今、西日本から元気にしてパワーを送りたい」とも。
同店の宮武滋店長は「1年半の準備期間を経て、ようやく開店することができた。ネットビジネスが隆盛の今、リアル店舗としての可能性を模索しながら、できることをどんどんやっていきたい」と意気込みを見せる。
10階には、ステーショナリーコーナー、バラエティーコーナーのほか、アーティストや企業とのコラボレーションにより次世代の商品を提案するギャラリー「ハンズ・インスピレーション」を展開するほか、同社初の直営カフェとなる「ハンズ・カフェ」を設ける。
「ハンズ・インスピレーション」では第一弾企画として、大阪・中之島に拠点を構えるデザイン集団「graf」が「ハンズの森」をプロデュース。クリエーター8人の手による「巣箱」を展示するほか、ワークショップの開催も企画。今後、ギャラリー・イベントスペースとしてさまざまな活用を考えていくという。
初の直営「ハンズ・カフェ」ではランチやドリンクメニューを提供するほか、実演販売・ワークショップなどを行う場としての機能も果たす。「商品だけでなく、ハンズの雰囲気を持ち帰っていただきたい」と宮武さん。席数は60席。
11階には、「DO IT YOURSELF」のハンズらしさをアピールする「ホビー&クラフトゾーン」を設ける。12階の「ビューティーライン」は、女性のために編集した独自の化粧品コーナーで、昨年新宿店でも好評を得た。関西エリアでは初の展開となる。
営業時間は10時~20時。