プレスリリース

島根出雲縁結び空港設置のカームダウンスペース「和雲(なごも)」に自社ブランド「N-Smart」の調光フィルムを提供

リリース発行企業:ナカバヤシ株式会社

情報提供:

 ナカバヤシ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:湯本秀昭)は、島根県出雲縁結び空港に設置されるカームダウンスペース「和雲(読み:なごも)」に自社ブランド「N-Smart」の調光フィルムを提供し、施工が完了しました。




■島根県の空の玄関口「出雲縁結び空港」にカームダウンスペースを設置
 ナカバヤシ株式会社は、1971年に出雲市佐田町へ進出し、現在島根県下に5工場を稼働しています。また当社は、「生命関連産業のリーディングカンパニーを目指す」をミッション・ビジョンに掲げ、様々な社会課題の解決に取り組んでいます。このたび、障害のある方が公共施設で心を落ち着かせられる場所が少ない社会課題に取り組みました。






 今般、2025年大阪・関西万博開催に関連する交通バリアフリー施策の一環として、空港にカームダウンスペース※を設置することが目標に掲げられています。この取り組みにおいて、出雲市、島根県立出雲工業高校、島根建具組合、そしてナカバヤシ株式会社が産官学の連携を図り、出雲縁結び空港にカームダウンスペースを設置するプロジェクトを進めました。
 出雲工業高校の生徒たちが中心となってデザインを検討し、地域の特性を反映したスペースになっています。出雲の象徴を取り入れたデザインと地元産の木材を活用し、「和雲(なごも)」と名付けられました。

 ナカバヤシ株式会社は、「N-Smart」の調光フィルムを提供いたしました。N-Smartは、スイッチのON・OFFでフィルムの透過・非透過を切り替えられる機能を持ち、窓部分に設置されています。スペースの未使用時には透過状態で開放的な空間を演出し、使用中には不透過状態にしてプライバシーを確保します。






 また、今回提供したN-Smartは、独自設計の変圧器を搭載しており、モバイルバッテリーでの通電が可能です。電源に依拠せず設置が可能なので、空港以外のさまざまな場所でも活用できます。今後は空港だけでなく、教育施設やオフィス、イベント会場など、人が集まる場所への設置を目指して取り組んでまいります。

 ナカバヤシ株式会社は、今回の取り組みを通じて、すべての人が安心して過ごせる社会の実現に貢献していきます。

※カームダウンスペースとは、発達障害、知的障害、精神障害など感覚過敏の方が、一時的に外部の音や光を遮断し気持ちを落ち着かせることができるスペースのこと

■「N-Smart」フィルム構造について



 「N-Smart」は、スイッチのON・OFFでガラス面の【透過・非透過】の切り替えが出来る自社ブランドの調光資材です。
 スイッチOFFの状態では、フィルム内にある液晶粒子が不規則に並び、光が吸収・拡散され【非透過】状態になります。
 スイッチONで、電圧をかけることによりフィルム内の液晶粒子が均一に整列し、光を通すことで【透過】します。

■概要

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