北浜のクリニックで「デンタル・カフェ」-予防歯科を啓蒙

最後は気に入った歯磨きペーストを選び歯ブラシで乾杯した

最後は気に入った歯磨きペーストを選び歯ブラシで乾杯した

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 北浜のデンタルクリニック「歯の花クリニック」(大阪市中央区北浜1、TEL 06-6777-2848)で1月8日、予防歯科啓蒙(けいもう)イベント「デンタル・カフェ」の企画として「歯磨きペーストのテイスティング・パーティ」が行われた。

虫歯のメカニズムについて話す米畑院長

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 「虫歯ができてからではなく、虫歯と歯周病で歯を失わないために」と大人の予防歯科を提唱する同クリニック。日本国内では、社会保険で安価に歯科治療が提供され、自費である予防への意識が低い現状を受け、「健康おたくではなく、気軽に関心を持ってもらえるよう」(米畑有理院長)と、昨年10月から「デンタル・カフェ」を開催している。

 イベントは少人数で和やかな雰囲気で開催。自分の好きなことを含めた自己紹介で始まり、12種類の歯磨きペーストをテイスティング。始めの5種類はフレーバーを当てるクイズで、バナナ、レモンティー、ラ・フランス味などのペーストを順にテイスティングし参加者が回答した後、各ペーストに配合された「フッ素」の有効成分や、どのようにして虫歯ができるかについて解説。「虫歯になりやすいかなりにくいかは3歳までの虫歯菌の量で決まる」「食事の仕方にも関係がある」などと解説した。

 続いて行った7種類のペーストのテイスティングでは、歯周病に関する問題を出題。「30代で歯周病の所見がある人の割合は?」の問いに回答する問題では、80%という回答に「今すぐにでも歯を磨きたい」などと驚いた参加者の様子も見られた。

 イベント最後には、気に入ったペーストを歯ブラシにのせて乾杯。歯科衛生師による歯磨きレッスンを行い、ブラッシングの仕方や電動歯ブラシでの磨き方などを指導した。参加した上川健さん(23)は「自分の歯についての知識のなさにびっくりした。聞いた時はするけど継続はなかなかできないので、定期的に検診することで持続したい」と話す。

 米畑院長は「それぞれの人に合う方法があるし、食事や生活習慣によるものもある。自分に合った方法を知ることがまず大事」と話す。次回開催は2月8日。参加費は、歯科専売歯ブラシ付きで1,000円。定員8人。

 診療時間は10時~19時。

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