手描きの温かさが魅力-ブックファースト梅田店で「チョークアート展」

ブックファースト梅田店3階「Living Cafe GALLERY」では15点の作品を展示している

ブックファースト梅田店3階「Living Cafe GALLERY」では15点の作品を展示している

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 ブックファースト梅田店(大阪市北区梅田、TEL 06-4796-7188)3階「Living Cafe GALLERY」で7月16日より、「KUMAGAI SUMIYO チョークアート展」が開催されている。

熊谷さんのチョークアート作品

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 大阪出身の熊谷有代さんはデザインの専門学校を卒業後、グラフィックデザイナーとして全国に飲食店をチェーン展開する会社に勤務。メニューやポスター、DMなどのデザインを手掛けてきた。ある日ネット上でオーストラリアのチョークアートを見て「これや!」と思い、「オーストラリアに習いに行って日本に戻ってきたらこれを仕事にしよう」と渡豪。約1年間滞在してチョークアートの第一人者から直接学び、その後アシスタントを経て2005年に帰国した。

 帰国後、まず作品を増やしたいと創作活動を始めたが、日本ではチョークアート自体が余り知られておらず、オーストラリアでは簡単に入手できた納得のいく黒板の材料すら見つけられず苦労したという。その後、自身の技術向上と、先生の魅力に触れ刺激を受けたいと2008年に再びオーストラリアに渡り、認定講師の資格を取得し帰国した。

 現在はレストランのメニューボードやインテリアボード、結婚式のウエルカムボードなど、飲食店を中心に受注制作を行い、多いときには10日で7点納品することもあるという。

 チョークアートの魅力について、熊谷さんは「背景が黒板なので発色が良く、色が鮮やかで遠くから見ても目立つ。全部の工程を手描きでするので温かさがある」と話す。「日本でもチョークアートがだんだん知られてきたが、大阪ではまだ少ない。大阪でチョークアートの存在を広めていきたい」「設備などを整えてから教室などもやっていきたい」と今後の活動に意欲をみせる。

 今回の展示では、色鮮やかなメニューボードやインテリアボードなど、新作も含め15点を展示する。営業時間は、月曜~土曜=8時~22時、日曜・祝日=10時~10時。8月15日まで。

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