天六が舞台の短編ムービー、第2話「テンコ誘拐」撮影始まる

第2話の撮影初日は、フジオ珈琲与力町店の店内で行った

第2話の撮影初日は、フジオ珈琲与力町店の店内で行った

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 大阪市北区の天神橋筋六丁目(通称=テンロク)を舞台にした短編ビデオ映画「テンロクの恋人」の第2話の撮影が、昨年12月26日に始まった。

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 全4話構成の同作品は、天六の魅力を短編ビデオ映画を通じて発信する「テンロク・ムービー・プロジェクト」の第1弾で、昨年夏には第1話「こんにちはテンロク」が完成している。完成後には、マロニエファッションデザイン専門学校(北区天神橋7)の文化祭や地元ライブハウスなどで上映会を行ってきた。

 渡辺シン監督は「あちこちで温かい励ましの声をいただいたり、撮影場所に快くご協力をいただくなど、地元でも徐々に認知されつつあるのを感じる」と話す。「(地元で)映画研究会のような集いも発足するなどいろいろな広がりが生まれつつあるようでうれしい」とも。

 続く第2話のタイトルは「テンコ誘拐」。さらわれた主人公「テンコ」を奪還しようとする中で、登場人物の謎が徐々に明らかにされていくという約10分のストーリー。ゲストとして、関西を舞台にしたインディーズ映画でも活躍する安藤匡史さん、高寺裕司さんがコンビで悪役を演じている。渡辺監督は「サスペンス的な内容でアクションシーンも織り込むが、現代的な派手なアクションではなく、演技やロケーションを生かした雰囲気のエピソードにしたい」と話す。

 劇中で使用する音楽は、アイルランド風アコースティックバンド「鞴座(ふいござ)」が提供している。同バンドのライブ内で行った第1話の特別上映会では鞴座ファンから「ぜひ続きが見たい」などの声や寄付が寄せられたという。

 語呂合わせで「ふいごの日」と呼ぶ2月15日に、「ブックカフェ ワイルドバンチ」(長柄中1)で行うライブ「ふいごまつりvol.2」の中で第2話予告編の上映を予定している。ライブは13時~。前売り券=2,500円、当日券=3,000円。

 第2話の撮影日数は延べ4日間で、撮影終了は1月下旬を予定。

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