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グランフロント大阪で「ピーターラビット展」 直筆原画など資料200点超

ビアトリクス・ポター生誕150周年の記念展

ビアトリクス・ポター生誕150周年の記念展

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 グランフロント大阪(大阪市北区大深町)北館のイベントラボで2月11日、「ピーターラビット展」が始まった。

ビアトリクス・ポター愛用の眼鏡

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 1866年に英国・ロンドンで生まれた作者、ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念し、全国を巡回中の同展。大阪での開催は、東京、福岡、仙台に次ぎ4カ所目となる。

 「ピーターラビット」シリーズを中心に、英国ナショナル・トラストが所蔵する直筆原画やスケッチ、愛用品など資料200点以上を展示する。

 世界110カ国に広まった世界的傑作シリーズの原型は、ポリオを患った知り合いの少年を励まそうと、作者が絵手紙に描いた4匹のウサギの話。1901年に自費出版した250部の「ピーターラビットのおはなし」から始まった同シリーズは、現在までに累計2億5000万部を販売するに至った。

 会場では、「ピーターラビット」を自費出版するに当たり作者自ら写したノエル少年宛ての絵手紙や、水彩絵の具で描かれた数々の直筆原画、後年愛用していたメガネや食器などを展示。15~31歳の間書き続けた秘密の「暗号日記」や、26歳時にペットのウサギを鉛筆で描いた素描なども原物で見られる。

 ビアトリクス・ポターの研究者で、同展を監修する大東文化大学の河野芳英教授は「彼女が描く動物たちは、しぐさで喜怒哀楽を表現している。顔をデフォルメしない特徴に注目してほしい」と解説する。

 入場は同館1階「カフェラボ」横の専用入り口から。開館時間は10時~18時。入場料は、一般=1,300円、高校・大学生=1,000円、小・中学生=600円。4月2日まで(2月19日は休館)。

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