北浜・三越跡地に「ホテルブライトンシティ北浜」開業-グレード感誇る

ホテル南側に位置するエントランス

ホテル南側に位置するエントランス

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北浜の三越駐車場跡地に4月14日、ビジネスホテル「ホテルブライトンシティ大阪北浜」(大阪市中央区伏見町1、TEL 06-6223-7771)が開業した。長谷工コーポレーションのグループ会社、ブライトンコーポレーション(千葉県浦安市)が運営する。

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 同ホテルは、長谷工コーポレーションが手がけるブライトンホテルズ5番目の直営ホテル。同ホテルが入る「ホテルブライトンシティ大阪北浜ビル」は、三越跡地と隣接する2つの街区からなる「北浜リノベーションブロック」に位置し、「北浜MIDビル」、商業施設複合型タワーレジデンス「The Kitahama TOWER&PLAZA」とともに開発が進められた。

 同ホテルは14階建てで、客室数は234室。ビジネス出張のアッパーミドルとキャリアウーマンをターゲットに据え、20平方メートル以上の部屋にフランスベッドと共同開発した幅150センチの低反発ベッド、160センチのワイドデスクを完備。シャワーブースとトイレを分離したバススペースには一流ホテルで採用しているレインシャワーを備え、弱アルカリ性の水を使用しているという。そのほか、無音冷蔵庫、加湿空気清浄機も完備。セキュリティーにも配慮し、非接触型ルームキーでエレベーターを制御、宿泊客以外はフロアに上がれず、レディスフロアはフロア宿泊客以外は立ち入れない。

 「機能的でかっこよくないといけない」(石田雅一総支配人)と、デザイン、アートにも力を入れた。インテリアデザインはヤス・デザイン・アソシエイツの深津泰彦さんを起用、「ホテルでは珍しい黒を使った応接間など、記憶に残る仕掛け」「会社よりも家よりも落ち着く場所」などに重点を置いたという。アートでは彫刻家の坪田昌之さんを起用、ロビーや各フロアの廊下、客室内など全館のアートを1人で手がけた。大切にしたのは「あたたかみ」だという。

 ホテル1階には、焼きたてのパンが食べられるカフェ「シャンブル ド グランマーブル」を併設。1988年に京都で生まれた同店のマーブルデニッシュは、月間8万本~10万本を売り上げる人気商品。同店・山本正典社長は「店名の『シャンブル』は『部屋』の意味。235室目の部屋として、少しぜいたくでくつろげる空間を味わってもらいたい」と話す。

 「今までのビジネスホテルの概念を覆すグレードの高いホテル」というブライトンコーポレーション・原田幸作社長は、初年度=稼働率70%、売り上げ5億円、3年後=同77%、同6億円を目指し、「この北浜を皮切りに、主要都市に早期に10棟増やしたい」と今後の展開に意欲をみせる。

 チェックイン=15時、チェックアウト=11時。宿泊料金は1室1人利用12,000円~(9月30日までは特別料金9,500円~)。

「ホテルブライトンシティ大阪北浜」スーペリアツインルーム(関連画像)ホテルブライトンシティ大阪北浜グランマーブル高さ日本一「北浜タワー」-マンションギャラリーがグランドオープン(梅田経済新聞)

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