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HEP HALLで「関西クィア映画祭」-「性」をテーマに20作品上映

「関西クィア映画祭2013」のポスター

「関西クィア映画祭2013」のポスター

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 HEP HALL(大阪市北区角田町、HEP FIVE8階)で9月14日~16日、性をテーマにした作品を集めた「関西クィア映画祭2013」が開催される。

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 同性愛、トランスジェンダー、バイセクシュアルなど、性に関わる暮らしや生き方をテーマにした映画を上映する同映画祭。メジャーからマイナーまで幅広い作品を用意し、性だけを取り上げるのではなく、民族、人種、障がいなど、複数の視点と併せて考える開かれた場づくりを目指す。昨年に引き続き、今年も同ホールと京都大学西部講堂(京都市左京区)の2会場で開催。今年で8回目を迎え、昨年は京都会場と合わせて約1400人が来場した。

 今年は、世界13カ国から20作品を上映予定(大阪会場は14作品)。「今年は中東作品が充実している」(実行委員会の山田さん)といい、結婚を強要する父親から逃げようとするトランスジェンダーの物語「鏡を見つめて」(2011年・イラン)、イランのティーンエージャーの恋と現実を描いた「アタフェの選択」(2011年・イラン・レバノン・米国)、パレスチナ、イスラエルで生きるゲイのドキュメンタリー「いてはいけない人」(2012年・イスラエル・オランダ)を日本初上映する。

 今月14日には、「罪なき罪-クィアと身体障害」(2013年・米国)のPatty Berne監督が来日し、身体障害とクィアをテーマにトーク。15日には、「あん、あん、あん」(2012年・日本)のイノウエカナ監督のトークも予定する。16日には昨年に引き続き「3分間スピーチ&KQFFオフ会」を開催。昨年は約70人が参加し、終了後も会場に残って会話を続ける姿が多く見られるなど盛り上がりを見せた。

 今年は両会場で写真展「わたしの○○○」を開催。性に限定せず、写真で自身を表現することをテーマにした写真展を開き、映画鑑賞以外の方法でも映画祭を身近に感じてもらおうと企画した。

 「胸がキュンとなるラブストーリーから社会派なドキュメンタリーまで、今年も幅広い作品がそろった。さまざまな性のあり方を、映画を通して実感し、自分の中の『当たり前』が揺らぐ感覚を、ぜひ味わいに来ていただきたい」と山田さん。

 チケットは、1回券=1,600円、3回券=4,000円、大阪の全プログラムに有効の大阪パス=8,000円、全プログラムに有効の関西フリーパス=1万2,000円(いずれも当日券の料金)。前売り券はイープラスなどで発売中。

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