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中之島で「ユメ会議」、一般8人が地域活性・社会貢献の「夢」をプレゼン

自作のキャラクター「テルボン」で岡山を「『心の』晴れの国おかやま」にしたいとプレゼンした清水光博さん

自作のキャラクター「テルボン」で岡山を「『心の』晴れの国おかやま」にしたいとプレゼンした清水光博さん

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 大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島1)で2月19日、「実現することで街や社会が少しよくなるユメ」を一般から募集し選考する「ユメ会議」が開催された。

オーディエンスからの投票で最も多くの票を集めた金大竜さん

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 ケーブルインターネット「ZAQ(ザック)」を運営する関西マルチメディアサービスの地域活性・社会貢献プロジェクト「ユメコラボ」で応援する企画を選ぶ同イベント。選ばれた夢にはステークホルダーとのマッチングやコラボレーションをコーディネートし、実現に向けてサポートする。

 企画に対するアドバイスや選出を行う「ユメコーディネーター」には、よしもとクリエイティブ・エージェンシー取締役・竹中功さん、「ミーツ・リージョナル」編集長・蔵均さん、りそな銀行法人ソリューション営業部アドバイザー・大阪地域アドバイザー藤原明さん、チュラキューブ中川悠社長、関西マルチメディアサービス原格社長、スマイルスタイル代表・塩山諒さんが名を連ねた。

 8回目を迎えた今回は、初めて一般公募による「オーディエンス」100人を会場に集め、投票を実施。より多角的な視点で選んだ。プレゼンのトップバッターは、石川武志さんと福岡宏信さんによる「新しい納豆を作りたい!」。朝のコミュニケーションをデザインし、日本古来の食卓を見直すきっかけ作りとして朝用の納豆を作りたいという。現在はユーストリームで納豆好きの話や納豆を使ったレシピを紹介する「710TV」を配信している。

 聖和小学校教諭の金大竜さんは、3年生の授業の中で子どもたちのアイデアから生まれた事例を紹介。地域の人にハート型の用紙にメッセージを書いてもらい、合わせて花を作る「ありがとうの花」や、駅前でチケットを配布し自動販売機をイメージした衣装を着た子どもにチケットを渡すと、あいさつと「今日もおきれいですね」などのセリフでコミュニケーションを作り出す「あいさつ自動販売機」を街中に広めたいと話す。「子どもたちの夢は吉本の芸人さんと一緒に行うこと」と話すと、竹中さんは「芸人に大切なことはあいさつをすることと時間を守ること。ぜひ一緒にやりたい」とエールを送った。

 そのほか、精神障害・発達障害のある人と甲子園で「大運動会」、障害のある人たちが作った食品を集めた「C級グルメコンテスト」(C=Challenged)を開きたいという企画や、伊丹市で実施している「鳴く虫と郷町」「伊丹オトラク」などの活動を全国区に広めたいという夢、日本で一番雨の少ない岡山で心の天気を祈るてるてる坊主「テルボン」を岡山一のゆるキャラに育て、「心の晴れの国おかやま」にしたい、両親や祖父母の恋物語を聞き紙芝居を作るワークショップを開きたいなど、さまざまな夢が出そろった。

 全員のプレゼンテーションが終わると、観客がそれぞれ1組を選び投票。結果はすぐに集計され、金大竜さんの「聖和の町をあいさつとありがとうでハッピーにしたい!」が最も多くの票を集めた。投票結果は選考の一つの指標とされるといい、コーディネーターが最終選考を行う。結果は近日中に「ユメコラボ」のサイトで発表される。

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