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イーマで谷口智則さん絵本原画展-ワークショップやライブペインティングも

「PINOCCHIO MARIONNRTTE DE FER」、「Animal Dreaming~夢の遊園地~」が出版された絵本作家の谷口智則さん

「PINOCCHIO MARIONNRTTE DE FER」、「Animal Dreaming~夢の遊園地~」が出版された絵本作家の谷口智則さん

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 梅田の商業施設「E~ma(イーマ)」(大阪市北区梅田1、TEL 06-4796-6377)で11月26日、「2010 E~ma’s Xmas Circus 谷口智則絵本原画展」が始まった。

ピノキオや動物たちが乗ったサーカスのパレードカー

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 今年9月、フランスの出版社・Le petit lezard社から出版された「PINOCCHIO MARIONNRTTE DE FER」(3,150円)と、11月にBNN新社から出版された「Animal Dreaming~夢の遊園地~」(2,520円)。同展では2冊の絵本の世界を「Xmas Circus」と題し、オブジェと原画で一つの世界観を作った。

 「PINOCCHIO」は、体が鉄でできたピノキオが毎日操られ続け体がさびてしまい、芝居小屋を追い出される。森を抜け出したピノキオは1人で芸を練習し始める…というストーリー。「普通のピノキオは木でできているが鉄でできていて、操られているから体がさびていくということを表現したかった」(谷口さん)。「Animal Dreaming」は、地球温暖化や森林伐採により住む場所がなくなった8種の絶滅危惧種の動物が登場し、サンタクロースに「夢の遊園地」に連れて行ってもらうという作品。

 同館1階南エントランスアトリウムには、ピノキオや動物たちが乗ったサーカスのパレードカーが登場。パレードカー内部には「Animal Dreaming」の原画を展示する。多目的ギャラリースペース「ディーバ」では、「PINOCCHIO」の原画と、操り人形ピノキオのオブジェを展示。27日・28日には、幅約5メートルの壁面を使いピノキオの絵本の一場面を公開制作した。

 12月11日には、谷口さんのポストカードや古新聞などを再利用したサーカスフラッグ作りのワークショップを開く。参加費は1,000円で、定員30人。同日、来場者が願い事を書いた紙を貼り付け、巨大なスノーマンを作るワークショップも同時開催。展覧会でよくワークショップを開く谷口さんは「特に子どもは作るものが面白い」と話す。

 同12日には、パレードカーの裏面壁を使い、来場者からリクエストされた動物を描き1枚の絵を完成させるライブペインティングも予定する。同23日には、谷口さんのポストカードを使い飛び出すカードを作るワークショップも。ポップアップカード作りは、参加費=1,000円、定員=30人。申し込みは「bookmark bibliotheque」(TEL 06-4799-1333)まで。

 期間中、同館地下1階「cafe&books bibliotheque」と地下2階「bookmark bibliotheque」では、絵本やカレンダー、グッズなども販売する。

 12月2日からは、香港最大のショッピングモール「ハーバーシティ」でも大規模な展覧会を開催する谷口さん。次回作については、「今年はハイペースだったので、次はゆっくり考えたい」。

 開催時間は11時~21時。12月26日まで。

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