ロボットがおすすめの店を紹介-梅田でロボット技術活用製品体験会

それぞれにおすすめの店を案内するイーガーのロボット

それぞれにおすすめの店を案内するイーガーのロボット

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 大阪市の次世代ロボット産業創出拠点「ロボットラボラトリー」(大阪市北区梅田1)と大阪市は11月11日より、ディアモール大阪 ファッショナブルストリート(同)でロボット技術を活用した商業施設向け製品の実証実験を行っている。

ディーズスクエアで案内するロボット「pul」

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 実験は、画像や音声を認識するセンサー、人工知能や情報処理を行うソフトウエアなどのロボット技術を活用した製品・サービスの実用化・製品化を促進するために行うもの。来街者に実際に体験してもらい、体験者の声を製品開発にフィードバックするとともに、利用者へさまざまなロボットテクノロジーを紹介するのが狙い。会場には9社の製品を展示する。

 アイテック阪急阪神(福島区)は、顔認証システムにより利用者に最適なコンテンツを表示するデジタルサイネージを出展。顔認証システムで男女、年代を判別し、利用者におすすめの施設内店舗を60インチ×4面の大型ディスプレーで表示する。期間中は阪神梅田駅にもデジタルサイネージを設置。交通系ICカードやサイネージに表示するQRコードを使い、降車者やQRコードを読み取った人の来場者数なども検証する。

 イーガー(北区)は、段ボールと顔認識技術を組み合わせた小衆向け人型ロボットサイネージを出展。顔認識技術で男女、年代を判別し、その人に合った広告を腹部のディスプレーに表示するほか、頭部や腕を動かしながら話すのが特徴。外装が段ボールでできているためペイントやプリントもでき、リサイクルも可能。広告配信のメディアとして人型ロボットの妥当性や、個人向け広告の有用性などを検証する。

 フルタニ産業(西区)は、画像処理技術を用いたバーチャル試着システム「魔法の鏡」を出展。各店おすすめのトータルコーディネートを登録し、撮影した利用者の顔と服を着たマネキンを合成し、おすすめのコーディネートをモニターに表示。画面には店名と商品価格も表示し、登録されたほかのコーディネートも「試着」できる。トータルコーディネート以外に、好きなパーツを組み合わせることも。同社の吉武涼さんは「短時間で多くの衣装を試すことができ、普段は手に取らないコーディネートが表示されることで、新しい自分を発見できる。仲間内で楽しみながら試してほしい」と話す。

 ほかにも、モニターの前を通った人の動きに合わせて映像が動き出すサイネージや、音声認識で情報を絞り込み、タッチパネルで詳細情報を検索できるシステムなども展示。イベントスペース「ディーズスクエア」には、実証実験イベントを案内するロボットも設置する。

 開催時間は11時~19時。今月17日まで。

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