阪急リテールズ(大阪市北区)は9月1日、阪急梅田駅2階中央改札内の複合スイーツショップ「PLUM CUBE(プラムキューブ)」の4店舗を入れ替え、リニューアルオープンした。
これまで3カ月ごとに店舗を入れ替えてきた同店。リピーター客が増えてきたことを受け「毎月違う顔でお客様をお迎えしたい」と、1カ月ごとに店舗を入れ替えるスタイルに変更した。「毎月新しい発見を楽しんでもらい、より多くの人に季節ごとに変化する話題のスイーツを楽しんでもらいたい」(第3事業部の服部式子さん)。
今回のリニューアルでは洋菓子店3店、和菓子店1店をセレクト。大阪・茨木の洋菓子店「キャリエール ヒデトワ」は、新鮮・安心・安全を基本に材料にこだわったスイーツを販売。人気商品は、2種類の味を楽しめる半熟プリンの「なめらかプリン」(1個195円)。抹茶、マンゴー、プレーンなど6種類のフレーバーをそろえる。「一番人気はプレーン味」。ケーキ好きなら1人でも食べきれるボリュームが魅力の「ひとりじめカスタードパイ」(575円)なども。
大阪を中心に展開する「リバーカフェ」は、テークアウト初出店。「店舗でしか食べられないものを自宅でも楽しんでほしい」と新事業を見据え出店した。店舗で人気があるのは、「半熟北海道チーズスフレ」(S=390円)。プレーンに加え、ラズベリー、マンゴーも同店限定で販売する。ノンカフェインで幼児でも飲めるという番茶の香りをうつした「赤ちゃん番茶プリン」(1個290円)は、「仕事帰りの疲れた人におすすめ」(オペレーションファクトリーの浅野耕平さん)。
神戸・三宮のバームクーヘン専門店「マ・クルール」では、兵庫県産の卵、六甲山ろくの牛乳などの素材にこだわり、しっとり仕上げた「極上の熟成しっとりバーム」(Sサイズ=1,050円)が人気。フワフワの生地にまろやかなクリームを注いだ「プティクーヘン」(4個セット580円)は、ロールケーキをイメージし、プレーン、フランボワーズ、マンゴー、抹茶の4種の味をそろえる。一つひとつに宝石の名前を付けた一口サイズの「ビシュー」(1個250円)も開業当時からの定番商品。カフェスペースでサービスに付けていた、バームクーヘンを焼いたスイーツも「コロコロクッキー」(320円)として商品化した。
1897年(明治30)年に「あんこ屋」として創業した和歌山の老舗和菓子店「一寸法師」には、1つに100グラムのあんを入れる「どら焼き」など、熟練の職人が丁寧に手作りした商品が並ぶ。暑さが続く今年の「おすすめ」は、プルプルとした食感と梅のさわやかな甘酸っぱさが珍しい「完熟梅わらびもち」(1箱500円)。イチジクを使った「和歌山ロール」や「パンダロール」(1個250円)など、和歌山にちなんだ商品も販売する。「和歌山にこんな店があることと知ってほしい」。
?? 今月7日まではオープニングキャンペーンとして各店が特典を用意。そのほか、「PLUM CUBEポイントカード」も設ける。営業時間は、平日=10時30分~22時30分、土曜・日曜・祝日=10時~22時。