阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)と阪神梅田本店(梅田1、TEL 06-6345-1201)は8月11日より、「鉄道模型フェスティバル2010」を共同開催する。共同での開催は今年4回目。昨年は両店合わせ7万5,000人が来場した。
阪急会場では、「阪急電鉄開業100周年」をテーマに阪急電鉄の「過去」「現在」「未来」に分けて会場を構成。「過去」では、今年3月に100周年を迎えた宝塚線と箕面線を走行していた車両の写真パネルや、当時の電車のHOゲージを展示。Oゲージ運転体験コーナーでは、1936(昭和11)年~1977(昭和52)年に人気を博した380形も登場する。
「現在」では、昨年同催事にも登場した鉄道ファン・高槻市在住のじゃりちゃん所有のジオラマから、6メートル×4メートルのHOゲージが登場。車載カメラとサウンド付きコントローラーで運転体験ができる。昨年50周年を迎え初企画された神戸線、宝塚線、京都線が平行する淀川橋りょうの3複線Nゲージジオラマには、新たに河原町駅のミニジオラマを加えた。
「未来」では、情報誌「TOKK」で募集した「未来の阪急電車」をテーマにした電車絵画約100点を展示。ほかにも阪急電鉄オリジナルグッズや解体部品、沿線のショップグッズなどをそろえる販売コーナーも併設する。
阪神会場では、鉄道模型界の第一人者・井上昭雄さんの手作りカラクリ模型を展示。やかん、アイロンなど蒸気が出るものなら何でも模型にしてしまう井上さんのオリジナル作品約40点を展示する。阪神タイガースのキャンプ地、高知・安芸からは、土佐くろしお鉄道の「阪神タイガース応援列車」がOゲージで登場。高知紹介コーナーも特設する。
昨年もグッズ販売を行った和歌山電鉄コーナーでは、今月4日から利用が始まった猫顔型「貴志駅」の新駅舎と一緒に写真が撮れる看板や、たま駅長の新作グッズを販売。ほかにもOゲージ、HOゲージ、Nゲージレイアウトの運転体験コーナーや、子どもが乗って遊べる5インチゲージ電車の乗車会を実施する。
入場料は両店とも、一般=500円、学生=300円、小学生未満は無料。両店共通入場券は、一般=700円、学生=400円。開場時間は、阪急うめだ本店=日曜・月曜=10時~20時、水曜~土曜=10時~21時(最終日は18時まで)、阪神梅田本店=10時~20時(最終日は17時まで)。入場は両店とも閉場の30分前まで。今月17日まで。