ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区茶屋町)で8月2日、元阪神タイガース選手・赤星憲広さんを迎え、子ども向け体験プログラム「阪急阪神 ゆめまちチャレンジ隊2010」の結成式が行われた。阪急阪神ホールディングスグループが「未来にわたり住みたいまち」づくりを推進する社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環。
同プロジェクトは、阪急阪神沿線を中心に「地域環境づくり」と「次世代育成」に重点を置き、グループ各社が地域に根ざした社会貢献活動を推進するもの。「阪急阪神 ゆめまちチャレンジ隊2010」では小学生以下を対象に、「さまざまな体験を通し伸びゆく感性を身につけ、未来を切り開いてほしい」とグループ各社が主催する13のプログラムを用意した。
結成式では、当日のプログラムに参加する200人の小学生と保護者を前に赤星さんが自身の子ども時代の話を例に、「子どものころは野球以外にも水泳、サッカー、陸上、そろばん、習字などたくさんチャレンジした。いろんなことをすることで見つけられることがある」とチャレンジする大切さを伝えた。入団会見の時に緊張のあまり「新庄さんの穴を埋めます」と発言してしまったが、「高い目標を持つことは大切」とも。今後のチャレンジを尋ねられた赤星さんは「まだ現役をあきらめていない。40歳までは現役にこだわりたいので、監督やコーチは考えていない」と目標を掲げた。
結成式最後には、電車内の忘れ物傘に絵を描いてオリジナル傘づくりをする「忘れ物再生工場」を先に体験した赤星さんが作ったオリジナル傘を披露。「勇気、希望、夢」と書かれたカラフルな傘を、参加した子どもに贈った。最後に隊長として、「いろいろなことにチャレンジできる機会なので、これからの人生に生かしてほしい。あの時やって良かったという、きっかけになるイベントになれば。希望、勇気、夢3つの言葉を持ってやってほしい」と子どもたちにエールを送った。
当日は「忘れ物再生工場」のほか、テーブルセッティングとマナーを学ぶ「みんなでチャレンジ!テーブルマナー」、オルゴール作りを体験する「自分だけのオルゴールの音色をつくろう!」が行われ、赤星さんは各会場を回り、子どもたち一人ひとりに声を掛け交流を図った。
同グループでは今後も、「阪急阪神 ゆめまちチャレンジ隊」を定期的に開催する予定。