ホラー漫画家の第一人者として知られる楳図かずおさんの画業55周年を記念する展覧会「楳図かずお恐怖マンガ展『楳恐-うめこわ-』が7月31日、HEP HALL(大阪市北区角田町5、HEP FIVE8階)で始まった。
会場では、「漂流教室」「おろち」など楳図さんの代表作の世界観を紹介する「ザ・恐怖ワールド」や、貴重なデジタル複製原画などを展示する「アートワーク作品集」、作品に登場する美少女ポートレートコーナー「美少女“楳”図鑑」などを展開する。
楳図さんのナビゲートによるレポート写真で紹介する「UMEZZ HOUSE探訪写真展」や、蜷川実花さんが撮り下ろした写真集「UMEZZ HOUSE」(小学館)の中からセレクトされた写真で、話題となった自宅「楳図ハウス」も紹介。自宅にあったプライベートグッズの数々も展示する。
ロビーでは、「まことちゃんミニポスター」(504円)、「楳図ハウスマスコット」(420円~)、「楳恐限定オリジナルTシャツ」(5,040円)などの関連グッズのほか、これまでの作品の復刻シリーズ「楳図パーフェクション」(小学館)などの書籍も販売する。
「15年ぶりに大阪で展覧会が開けてうれしい」と話す楳図さん。「平面作品だけでなく、立体的な展示もある。最初の部分が一番恐いので、中に入った瞬間から恐い世界になじんでもらえると思う」「ギャグもホラーも展示しているので、その落差を楽しんでほしい」と見どころを話す。「見て楽しむだけでなく、見てくださった方の中に新しい何かが生まれてくれればさらにうれしい」とも。
開催時間は11時~20時(最終日は19時まで)。入場料は500円(HEPカード会員は100円引き、小学生未満無料)。8月15日まで。