7月17日公開の映画「私の優しくない先輩」に出演する川島海荷さんと児玉絹世さん、山本寛監督が映画の公開を前に同11日、梅田ブルク7(大阪市北区梅田1)で舞台あいさつを行った。
衣装のセーラー服で登壇した川島さんは山本監督に促され、「練習してきた」という大阪弁を披露。大阪出身で現在も大阪市内に在住の山本監督は、「ブルク7はよく来るので感慨深くうれしい」と話した。
日日日(あきら)さんの同名小説が原作の同作品は、生まれつき心臓が弱く妄想が好きな16歳の西表耶麻子の恋するきらめきと生きる喜びを描いた青春ラブコメディー。アニメファンの間では「ヤマカン」の愛称で親しまれる山本監督が手掛ける初の実写作品で、川島さんとお笑いコンビ「はんにゃ」の金田哲さんがダブル主演を務める。
舞台あいさつに先立ち行われたインタビューで、山本監督は「耶麻子の妄想シーンは当初、チープになるのではと不安もあったが脚本を信じて手加減をせずに過激にやった。破天荒で大胆不敵な展開がこの作品の最大の魅力」と語る
エンディングのダンスシーンでは川島さんが歌う「MajiでKoiする5秒前」が使われている。1997年に広末涼子さんが歌いヒットした同曲は「30代の自分が思春期を描くときに象徴的に使える曲だと思った」(山本監督)とし、「新しい世代にもう一度新しい感覚で受け入れられるときが来たのでは」と話す。
公開は7月17日。梅田ブルク7ほかで上映。