ナムコが運営するフードテーマパーク「浪花餃子スタジアム」(大阪市北区小松原町、TEL 06-6313-0765)に10月19日、新レギュラー店舗として「豚トロ餃子の『玄武』」と「近江牛餃子の『包王(ぱおう)』」が加わった。
「玄武」は東京・下北沢に本店があるギョーザ専門店で関西初出店となる。ラーメン「我聞」のプロデューサーでもある須藤健之さんが、今回の出店のために新しく開発した「豚トロ餃子」(価格=5個390円)がメーンメニューで、豚1頭からわずかしかとれない希少なホホ肉を使用し、シンプルな塩味が特徴。ブラックペッパーを混ぜたオリジナルの塩を添えて提供する。
「包王」は、滋賀・彦根に本店を置く。「池袋餃子スタジアム」(東京都豊島区)でも人気が高く、「浪花餃子スタジアム」には約1年ぶりの復活となる。「お客様からの要望が高く復活した。2回目の出店となるのは『包王』が初めて」(ストアマネージャーの宇田川さん)。同店は、近江牛をふんだんに使用した大粒ギョーザ「牛とん包(ぽう)」(価格=3個450円)がメーンメニューで、1個が約40グラム。「旧満州地方の手作りギョーザを3年かけてアレンジした」という。
「餃子スタジアム」には9店舗のギョーザ店が出店している。「鉄なべギョーザや薄皮ギョーザなど、コンセプトや方向性が違う個性的なギョーザ店がそろっているので、ギョーザのバリエーションを楽しむことができる。大人数で訪れてみんなで分けながら、9種類すべてを味わうのも楽しみ方の一つ」(宇田川さん)という。「一部の商品については冷凍ギョーザの販売を行なってはいるが、家庭ではなかなか再現できないので、店内で焼きたての味や食感を味わってほしい」(同)とも。
同社では「今後もレパートリーの豊富さは失わずに、各地のギョーザの名店や新たなギョーザの紹介を通じて、ギョーザの新しい文化を切り開いていく」という。