中国雲南省プーアル市は5月17日、関係者やマスコミ約100人に対し特産品のプーアル茶と同市の観光の魅力を紹介する懇親会をラマダホテル大阪(大阪市北区豊崎)で開催した。
古くから国際貿易で栄え、交易路「茶馬古道(ちゃばこどう、ティーロード)」の出発点でもある同市は2007年4月、特産品にちなみもとのシボウ市から改名している。同市の日本に向けたプーアル茶の年間輸出量は約6,000トンで、雲南省に約25存在する少数民族のうちの一つ「ハニ族」はプーアル茶の生産で知られる。
懇親会では「体を内側から温めるお茶」としてプーアル茶の健康効果や美容効果が紹介されたほか、プーアル市に住む少数民族のうち、ハニ族、タイ族、ラフ族など5つの民族を代表するミス8人が舞踊を披露したり、伝統作法で入れたプーアル茶を振る舞ったりした。
同日、プーアル茶の魅力を伝える拠点として「プーアル茶 茶文化センター」を漢方薬局「萬育堂薬房」(菅原町、TEL 06-6311-5181)内に開設した。「医食同源」の発想から東洋医学では漢方薬や薬茶(やくちゃ)としても使用することからプーアル茶を薬剤師のアドバイスのもと紹介するとともに、プーアル茶の歴史や文化、雲南省の観光を紹介する窓口としても機能させる。伝統の製法で作られたプーアル茶や、家庭でも手軽に飲めるインスタントプーアル茶の試飲も行う。インスタントタイプは6月ごろから販売開始予定(価格は未定)。
営業時間は10時~13時、15時~20時。日曜・祝日定休。