新学期を目前に控えた4月6日、パパが格好良く見えるファッションを提案する「パパをカッコよくするファッションショー」が大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島)で開催された。主催は千趣会(北区同心)とファザーリング・ジャパン(東京都文京区)が日本のお父さんを格好よくする目的で結成した「パパをカッコよくする委員会」。
今年3月に千趣会が男性対象のファッションカタログ「メンズ暮らす服」創刊の際、同社が運営するサイト上で全国の子どもを対象に「パパのファッションで治してほしいところ」をテーマに募集したアンケートでは、907通の意見のうち「同じ服ばかり着るのをやめてほしい」(33.6%)、「色を考えてほしい(暗い・派手すぎる)」(15.5%)などの意見が多く寄せられたという。
ショーには、「おなかぽっこりタイプ」「筋肉ガッチリタイプ」「薄毛タイプ」「やせ型タイプ」など、子どもたちの意見に多かった9タイプで小学生の子どもがいる30代後半~50代前半の「リアルなパパモデル」10人が登場。普段よく着ている服を紹介した後、千趣会の提案するコーディネートに着替え再びランウェイを歩いた。その後会場に集まった子どもたちとその母親31組54人の審査で、「パパに着てほしい」と思うファッション上位3つが決定した。
父親支援事業を展開するファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんは「変身前と後では、服装だけでなくパパたちの表情もよくなっていた」とショーを振り返り、「ファッションを通じ、子どもたちとの交流も楽しんでもらえれば」と話す。
ショーの最後は、出演したパパモデルと集まった子どもたち全員で「これからパパをカッコよくしよう!」の宣言で締めくくった。