阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)3階イベントスペースに2月10日、「エスモード ジャポン大阪校」(西区北堀江)の学生が製作した商品を販売する「エスモード ジャポン×阪急うめだ本店 セレクトショップ」が登場した。
同企画は同校の産学協同プロジェクトで、今年で3回目。総合専攻、留学専攻の2年生がビジネス面でのスキルを磨くため、企画・立案からマーケットリサーチ、商品デザイン、縫製、売り場企画、販売まですべてのプロセスを体験するもの。アートディレクターにファッションデザイナーの山田裕二さんを迎え、同百貨店バイヤーとともに具現化した。
今年は2010年春夏のトレンドテーマの中から「アフリカ」をテーマに選び、約60人の学生がワンピース、ジャケット、スカート、ブラウスやアクセサリー類など、約6坪の売り場に120アイテムをそろえた。同百貨店担当者は「テーマがよく反映されていて、アフリカというテーマを小物にまで生かせている。店頭での展開を意識して作られている」と話す。
初日、店頭に立った三橋菜都美さんは「デザイン出しが難しかった。素材や柄などイメージしたものがなかなか見つからず必死に探した」「普段しているデザインと違い、売れるものを作るということが難しかった」と苦労した点を振り返る。実際にできた売り場を見て、「こんな値段をつけていいのかな。でもうれしい。お客さまに思いを伝えて長く着ていただけたら」と笑顔で話す。
営業時間は、日曜~火曜=10時~20時、水曜~土曜=10時~21時。今月16日まで。