2冊目の著書「出稼げば大富豪2-気づいた人は動きだした」(KKロングセラーズ、1,680円)を発売した黒岩将さんが11月11日、前著の販売で「お世話になった書店にお礼を」と梅田エリアの書店を訪れた。
黒岩さんは、奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)博士課程に在籍。昨年5月にITベンチャー企業を設立し婚活プログラムソフトを開発するものの、1年目の年商は29万円と振るわず「貧乏大学院生」に。
その後、知人の紹介で出会った大阪府出身でバリ島有数の富豪、通称「兄貴」に「商売の方法を教えてほしい」と弟子入り。「兄貴」とのエピソードやその中から学んだ24の成功理論を日記形式にまとめ、今年6月に初著「出稼げば大富豪」(1,680円)を発売。「本を売ってくれている人たちにお礼をしよう」と、9月までに西日本約200店、東日本約100店の書店をめぐりPRをする「全国行脚」を行った。現在までの売り上げ部数は約1万5千部。
黒岩さんは「1冊目の読者のうち約70人が実際にバリ島を訪れ、3人が現地で飲食店などの事業を始めた」といい、10月20日に発売した続編には「その人たちとのエピソードや、1冊目に書ききれなかったことをまとめた」。
胸元には「ぼく、完全に著者です」の文字と、背面には自著2冊の表紙をプリントした新しい白衣姿で訪れたのは紀伊国屋書店梅田本店(大阪市北区芝田1)、旭屋書店本店(曽根崎2)、ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザ店(梅田1)、同大阪本店(堂島1)の4店。
「4日前に来たときは面置きしてくれていた」(黒岩さん)というジュンク堂ヒルトンプラザ店では棚差しで置かれ、少々がっかりした様子ながらも、「ジュンク堂さんはどこもフレンドリー。(衣装を差し)こうやって宣伝しているのでこれからもよろしくお願いします」と対応した担当者にお礼を述べた。
黒岩さんは「迷惑そうな反応をされることが多い中、優しく好意的な対応をしてくれた店に『おかげさまで2冊目を出すことができました』と感謝の気持ちを伝えたい」と今後も各地の書店などを訪れるという。