フランスの地方の料理を発信する「フードフランス」で1つ星シェフが来日

ランチで提供する「帆立貝柱の香草パン粉焼き アリサソース 玉葱のパンを添えて」

ランチで提供する「帆立貝柱の香草パン粉焼き アリサソース 玉葱のパンを添えて」

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 西梅田の複合商業施設ブリーゼブリーゼ(大阪市北区梅田2)33階のフレンチビストロ「ル・コントワール・ド・ブノワ」(TEL 06-6345-4388)で11月13日、「フードフランス2009-2010」が始まった。

来日中のリュドヴィック・ローランティさん(関連画像)

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 「フードフランス」は、同店をプロデュースするアラン・デュカスさんが「地方で活躍する若き才能あるシェフを後押しし、伝統と風土を基本としたフランス料理の奥深さをアピールすること」を目的に発案したもので、2003年パリで初開催。日本では2006年より開催され、過去3年で18人の若手シェフをデュカスさんが選び紹介している。

 今回同店で参加したのは、ロワール地方・モンリボーのリュドヴィック・ローランティさん。パリ、ボルドー、ブルゴーニュ、コート・ダジュール、ロワールなどフランス各地のレストランで経験を積み、2008年にはアンボワーズのシャトーホテル「シャトー・ド・プレ」のシェフとしてミシュラン1つ星を獲得。同年5月に自身のオーベルジュ「ラ・メゾン・ダ・コテ」をオープンし、2009年版のミシュランで1つ星を獲得した。

 ローランティさんの料理は各地で学んだ特産食材を使った料理を反映させたもので、「経験と記憶をたどって、旅行をしているような感覚で料理している」という。ランチで提供する「帆立貝柱の香草パン粉焼き アリサソース」など、「北アフリカの香りのアリサと南仏のバジリック、ブルターニュの特産である帆立をブルゴーニュの調理法香草パン粉焼きでと一皿に融合させているのが特徴」だと話す。期間中に提供するメニューはローランティさんの店で提供するものとほぼ同じだが、魚などは日本の魚を使って提供しているという。

 初来日したローランティさんは「デュカスに選ばれて断る人はいない。フードフランスのシェフに選ばれて大変光栄。日本で召し上がっていただけることも大変光栄」だといい、「店に入り込んでスタッフやお客さまとのつながりがとてもいい経験になった。日本の空気感を持ち帰りたい」と話す。

 料金は、ランチ=5,800円、8,400円、ディナー=12,600円、15,750円の各2コース。営業時間はランチ=11時~15時、ディナー=17時~23時。今月17日まで。

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